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タイの民主主義は消えたか [アジア]

国民総選挙の意味は無い。タイの軍政府、あらゆる手段で民意を代表する政治勢力を妨害する。経緯は、広く報道されている。昨日の、上下院議会合同の、新首相承認の決議。また軍部の妨害で不調。新政党、前進党の党首,ピタ― リムジャロエンラット氏は42歳、タマセット大学卒業後、ハーヴァード、マサチューセッツ工科大学に学ぶ。今年5月の総選挙で彼の党は圧勝。爾来、新首相、新内閣の成立がもめている。昨日、上下院議会全議員による、ピタ―氏の首相就任の投票。375票が必要だが324票が賛成票。182票が反対、199票が棄権となっている。軍政府指名の250名の上院議員の投票内容は13名がピタ―首相に賛成、34名が反対票。159名が棄権。他の数十人は議会に現れず。ピターは政争の渦に疲れ果て、即時政界引退をほのめかす。空白となれば現職の軍政府首相プラユーの続投となりかねない。

民主主義は息をしているのか、タイ。


バイロン

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