フランスワインの破棄－ワイン需要消滅

欧州の、ワイン消費が急収縮している。EU委員会の調査で昨年に比べて本年度のワイン消費は、イタリア7％、スペインで１０％、フランスで１５%,ドイツで２２％、ポルトガルでは、何と３４％の急減の予測。ウクライナ戦争で食料の国際サプライチェインが、変化し、インフレがとめどもなく進行し、消費者の支払い能力に大きな傷をつけている。外食率が激減。売れないワインが積み上がり、価格は激落。欧州の最大ワイン生産地区、フランスのボルド―地区では三軒に一軒のワインメイカーが破産している。この度、フランス政府は、２億ユーロを使い、在庫のワインの破棄を決定した。破棄されたワインは、香水の元、消毒薬等に使われる。またボルド―のブドウ園はオリーヴ栽培等に転換を指導する。政策減産で、ワイン価格の回復を狙う。

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