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ニュージーランド 禁煙法廃棄へ [アジア]

ニュージーランドの新内閣。

ラクソン首相は、先月10日の総選挙で勝利し、6週間かけてようやく連立政府を結成できた。途端に、前政権が昨年、法律化に成功した世界最初の全面禁煙法を廃棄すると宣言した。

前政府、アーダーン首相は、画期的な禁煙法を成立させている。法の趣旨は”2008年以降に産まれた国民は、2024年(来年)から煙草を”購入してはならない、”とし、”全面禁煙法”として国際的大喝采を受けた。

ラクラン新首相は、先週、全面禁煙はブラックマーケットの出現、拡大を意味し、”違法喫煙”は律し得ないと声明を発した。特に、経済活性化のため必要な国家財源枯渇の苦難の時で、たばこ税の復活は、減税の財源に必要だと力説。連立政党も同意の様子で、法律改編の議会工作も容易の風向き。但し禁煙に関する論争は、選挙戦中一度も話題にならず、後出しジャンケンで、国民をだますとし、金のために人を殺すのかと、早くも一般の反対運動が起こりそうだとBBCが伝えている。


バイロン

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