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西洋世界で注目の裁判 香港の自由 [アジア]

昨日、香港で、”自由の戦士”、黎知英(レイチエイ)の裁判が始まった。76歳の彼は中国共産党批判で有名な、”リンゴ日報(Apple Daily)の創設者。中国政府、香港政庁の度重ねる妨害で発刊に追い込まれ本人は、外国勢力と共謀の罪で2020年8月に逮捕されて爾来、釈放されていない。保釈要求拒否、海外弁護士の禁止、次々と重ねる公訴で禁固刑の延長がなされ、昨年は、詐欺罪で5年9か月の禁固刑の判決。

昨日の裁判は、繰り返された延長の末の外国勢力と共謀の罪に関する裁判の開始。米国、英国、カナダ政府、EU議会は一斉に、同氏の即時無罪釈放を求める声明を発している。本人は、香港人で英国のパスポートを所持している。英国は、弁護士提供を香港政庁に拒絶され、新任の外相キャメロンは”黎氏と香港市民に、英国は全面支持を続ける”と宣言。隠密に政敵の排除を画する独裁政治の常套手段だが、昨日の香港裁判の再開に、思わぬ世界のスポットライトが浴びせられた。


バイロン

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