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Made in Paris <ぐうたらママの足> [連載ーMade in Paris]

この間、年始がスタートしたと思えば、もう2月半ばである。今年初めから心身ともに落ち着かないスタートを切ったぐうたらママ。足首の骨折が長引いている。今週で、ギブスを1.5か月間もしていることになる。ギブスは、石膏タイプではなくて、膝下までのギブスシューズをはめている。昔懐かしい映画のロボコップや、アイロンマンのような足みたいにがっちりしている。医者から寝るときもはずさないでくださいと言われたときは、えーっ、外を歩いているこのギブスシューズで寝るのですか?と何度も確認してしまった。フランスではこの辺の衛生面はドンマイみたいな感覚である。フランス映画みたいに、靴をはいたままベットに寝転んでいる若者のイメージの通りである。ぐうたらママは、やはり、外を歩いてきたこれを、ベットに乗せるのは、理不尽に思うので、枕を1つ犠牲にして、その上に足を乗せた。2月に入り、寝るときだけは、ギブスシューズをはずし、その代わり、昼夜に限らず着圧ソックスをしている。ソックスは、着用するのに引っ張るので、その都度くるぶしが悲鳴を上げる。2週間おきにレントゲン、病院の足専門医とのアポ、そして街医者とのアポに薬局にも行く。病人のくせに忙しいスケジュールである。だから足の骨がくっつかないのではと勘繰ったりもしている。じっとしてるほか何もない。これは、定年退職し年金生活になったら、こんな感じなのかと、なんの趣味を持たないぐうたらママは焦る。最初の1か月間は、ゴミ出しは出来ても掃除ができない日々が続いた。掃除嫌いなぐうたら娘にやってもらうことも考えたが、仕事開始したばかりの彼女にお願いするのには、かなりの労力を使うのと、お金もかかりそうなので、埃の中で暮らすことを我慢した。ギブスが取れたら、今後はしばらくの間、キネジテラピーに通うことになる。舞


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