国庫払底警告

ガイトナー財務長官は議会に正式に警告を発した。

現在議会承認済みの連邦政府の借り入れ限度額、16.4兆ドルは来週の月曜日に限度一杯となる。

従って、明日、金曜日から、政府破綻を避ける為、”特別処理(extroadinary　measure)”を発動する。

先ず、州、地方自治体の債務補填を差し止める。

次に、連邦公務員の年金基金から資金を流用する。

長官は、連邦政府の借り入れ限度の嵩上げは、法定上来年の2月までに議会が承認する義務があると改めて指摘し、それまで、特別処理で、2000億ドルを賄うが、議会が財政に関する合意があっても、新税制に対処する国民の所得申告が混乱して遅れる可能性があり、政府収入の先行きに不安がある点も指摘。

尚、アメリカ議会、これまで、ほぼ自動的に連邦政府借入限度を承認してきたが、今年は共和党が
オバマの新税構想に反対して、同党の承認を武器として、オバマとの交渉の具に使っている。

明日からの州への補助金停止で、ただでさえ、困窮している地方財政に、きつい年の暮となる。

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