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いよいよ土壇場 [連載ー英国EU離脱交渉]

英国の新年の議会は7日の月曜に開かれる。

EU離脱協定案の議会議決は14日の週と決まった。

否決されるとどうなるのか。

再び離脱の可否を問う第二国民投票は、厳しく国を二分し収集がつかぬ。

と言って、他の選択枝はEUとは特別の協定の無い”ハード離脱”で英国経済への衝撃は大きい。

となると、メイ首相の選択肢は一つしか残らない。

議会の協定反対派の説得しかない。

反対派の中核は北アイルランドのDUP(民主連盟党)で反対は地続きのアイルランドと北アイルランド間の税関、出入国管理問題。

メイがEUとネゴった離脱最終協定案は"臨時に"EUと明確な合意が出来るまで、アイルランド接点で両国間に障害を設けず現在のママ運用するとする"歯止め案”を含む。

これに対してDUPは"臨時"が長期化し、結局、北アイルランドがアイルランドに吸収される国家的危機が生じると強硬に反対。

それに保守党内部にも臨時にせよ、アイルランドとの間に”生ぬるい”関係を残すことに反対の強硬派がいて、"歯止め案"は、短期の交渉時間を限るべきだと主張する。

メイ首相は本日EU首脳との接触を開始。

歯止めに時間的制限を合意しようと、ピンポイントで動き出した。

しかし、EU側は何時までも自国内の政治問題を解決できず限りなくEUにしわ寄せする英国の態度に不快感を募らせている。

協定案は既にEUー英国間で合意済みだとして、メイの接触に冷たい反応の様子。

バイロン
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