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民主主義:フランス革命風 [欧州]

フランスに巻き起こった”黄色いヴェスト”運動。

本日で9週目の土曜日を迎える。

始めはマクロン大統領のクリーンエネルギー施策から始まった。

石化燃料で走る自動車を全て電気自動車に変えたい。

その為、先ずはガソリン、ジーゼル油の税金を上げて、電気自動車への傾斜を強めたい。

この当面の増税に反対したデモが始まりだった。

毎週土曜のデモは変質してきた。

弱者を救え、社会保障が不十分、国家経営が居丈高で国民と意思が通じない、等々、苦情、要求が広がりを見せ、終にマクロンは”大革命を模範”に、国民の不満を聞くため全国の市役所で対話集会を開き
”国家対話”を通じ要求を吸い上げる仕組みを決定。

フランス革命の”苦情書”に倣った。

大統領は苦情処理局を創設し、責任公務員を指名したが、彼の月給が邦貨換算約200万円(14,700ユーロ)の高額で、またまた市民の怒りを買っている。

逆効果となった。

大統領は・環境問題・国家予算の使い道・民主主義・役所機構につき、市民は市役所に備える”苦情書に意見の書き込みを求め、それを基に定期的に一般市民と討議するとする。

本日のデモ、力が衰えていない。

市民の反応だが、マクロンの苦情処理機関は、曖昧で、市民の真の苦情に触れていない、亦苦情が聞き入られて実行される保証が無いと、理解が進まない。

マクロンは本日も、フラン全土に8万人の警官を出動させデモ隊に対抗する。

フランス大革命が息を吹き返しているとは面白い。

バイロン
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