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中国建設ブームに暗雲:株担保ファイナンス [経済]

5年間急成長して来た中国建設業。

バブル的ブームだった。

本土、および香港株式市場における建設、開発企業の株価は飛んでいた。

5年前に導入された”株式担保ファイナンス”。

大小寄せ混ぜの企業群は保有株を担保に公的、私的金融機関から金をかり、建設、開発企業の株につぎ込んできた。

国際精算銀行(BIS)の調べでは昨年末時点で本土の3500企業が担保に供している株の総額は9300億ドル(100兆円に近い)。

20%の企業が手持ち株の20%以上を担保に差し出している。

本土、香港市場で、建設ブームに黄色信号が灯り始めて、関連株価が下落。

たちまち株の担保価値が傷つき始めた。

BISによると現時点で、提供株式の50%が辛うじて担保価値を維持。

株価下落にドミノ現象が生じると、コミットされたカネの量が膨大で危険である。

中国政府は、株担保ファイナンスに制限をつけ始め、同時に、公的ファイナンス量と窓口を拡大している。


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