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ジブラルタル主権問題 [連載ー英国EU離脱交渉]

雲行きが怪しい。

英国がEUから無協定でたたき出される(ハード離脱)が現実となりそうだ。

EU委員会では”激しい”断絶に対処する為の法整備を急遽進めている。

断絶後の英国国民のEU旅行、出張に新たにヴィザが必要か。

ヴィザ法の原案中に地中海東玄関、スペイン領内に存在するジブラルタルの”名称”が問題となっている。

EU原案で”英帝国の植民地(colony of British Crown)”と呼称されている。

これに、英国が噛みついている。

”植民地(colony)”とは何事か。

1713年のユトレヒト条約でスペインから割譲された土地は300年経ち植民地どころか立派な英国の一部である。

しかし、スペインは執拗である。

ジブラルタルの主権奪回はスペイン300年の怨念である。

スペインは、メイ首相が、EUとの離脱協定を再ネゴしたいと提案したのを機に、再ネゴの条件にジブラルタルの主権問題を含めると主張している。

”植民地”の呼称は、英国だけでなく、他のすねに傷持つメンバー諸国が神経質になる”単語”である。

例えばフランス、西アフリカ、ポリネシア、ニューカレドニア、等々に、”植民地”紛いの布陣を敷いている。

バイロン
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