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最大の友 オランダの評価 [連載ー英国EU離脱交渉]

財政健全グループ、EUの北部諸国、所謂”ハンザ同盟国”。

そのリーダーがオランダ。

EUを離脱する英国の最友好国だと自他共に認めてきた。

ラッド首相は現在EUの主導者として、メルケル、マクロンを凌ぐオピニオンリーダー。

今年、EU理事会の長に昇格の噂が強い。

昨日彼の記者会見での見解;

・英国は離脱の国民投票後、”弱小国”になり果てた。

・EUと協定無き”ハード 離脱”は英国にとり破局的結末となろう。

・EUは離脱の悲劇から英国を救おうとしている。
 ボールはドーヴァー海峡の崖に向かい転がっている。
 直ぐに落ちそうなのに、英国は何もしていない。

・オランダは”意外な”受益者となった。
 昨年1年だけで”EU離脱”を理由として42社が英国からオランダに移住してきた。
 移転により、2000名の新規雇用が生じて新規通商金額は3億ユーロを超えた。
 今年に入り英国からオランダへの逃避企業は後を絶たず、日本のソニー、パナソニックも欧州本 部をオランダに移転すると宣言している。

・話をした”全ての”英国の企業家は、離脱後、英国内の投資を削減すると話している。
 離脱は彼らにとり”乗り越えられぬ”障害となる。

・これまでEUは自分の力を認識していなかった。
 今や、外交、国際通商の場でアメリカ、中国が自己主張を連発する。
 EUはトランプに遠くから批判、苦情を並べるだけでは無く、具体的に対抗すべきだ。
 彼のWTO非難に具体的に抵抗すべきだ。
 ”ナイーヴさ”を捨てて”汚い喧嘩の仕方”を覚えるべきだ(street-wiseになるべきだ)

・シーメンス、アルストムを合体して、航空機のエアーバスのような”欧州チャンピオン交通システ ム”を作ろうとする企ては、独占法違反で個々の闊達な競争を削ぐので反対である。


バイロン

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