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NATOの雑音 [国際]

今年はNATO結成70周年。

本来なら祝祭行事で沸き立つはずがトランプの”異常行動”で、祝いどころか、亀裂の寒風が吹く。

ワシントンでは、メンバー国が集まってはいるが、過去の祝典に比して各国首脳の出席は無い。

70周年の祝典のホストは、無論トランプでは無い。

国務長官ポンペオが代行する。

トランプは、NATOを時代遅れと酷評し、各メンバーが安保ただ乗りで軍事費を払っていないと非難を続けている。


昨日、トランプ追従の象徴と軽んじられるペンス副大統領は集まったNATOメンバーに対し下記強調。

・ドイツの”安保ただ乗り”は問題だ。
 GDP2%の支出はグル-プの合意原則である。至急軍事費支出の嵩上げを決するべきだ。
 アメリカの納税者はドイツの安保コストを負担するのを拒否する。
・ドイツはバルト海海底に敷設するパイプラインを通じ、ロシアから追加の天然ガスを購入しようと している。
 ドイツは益々、ロシアの影響を受ける立場になる。
 NATOの団結に反する行為である。

・トルコはロシアからミサイル防衛装置を購入した。
 アメリカはトルコに配備予定のF35戦闘機の受け渡しを停止している。
 トルコは、NATOを弱体化するつもりか。

外交儀礼を逸脱した発言に、ドイツ、トルコ外相は、安全保障は単なる軍事費の支出額では決まらない、一国の安保構想は他国に指揮されるべきで無い、と反論した。


バイロン



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