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イラン原油禁輸の効果 [経済]

単純なトランプ外交。

飽くまでイラン潰しの方針を緩めない。

今月、自国アメリカ内の企業がようやくトランプのイラン原油禁輸の制裁に従ってイラン原油の輸入を完全に停止。

そこで今度は、お目こぼしの制裁、禁輸の例外国だった、中国、韓国、日本、インド、トルコにたいし、完全輸入禁止を求める。

原油生産、輸出の実態把握ほど訳の分からぬ分野は少ない。

一部”調査”機関が権威を持ち、彼らの発表数値が世間に信じられる。

だが、原油の流れを完全に把握することは不可能。

本日のFT紙によると;
・過去5ヶ月、イラン原油生産量は日量250万バーレル。
・その内、130万バーレルが輸出された。
・上記数値は不確か。オイルタンカーの動きを追うある機関の観察では、更に60万バーレルが”密
 輸”されている。(FT紙も、正確な数値把握は不可能と見ている)

今回トランプの”完全禁輸”措置に関し、中国は、そもそものイラン原油禁輸がアメリカの一方的な措置で合意できぬとし、輸入を続けてきた。

今回も、トランプ完全禁輸に同調する気配がない。

それでも、日本、韓国はトランプに忠実に従うとみられ、トルコ、インドも”表面的には”同調する。

FT紙は、”表面的に”100万バーレルのイラン原油が市場から消えようと報じる。

但し、裏道の原油の流れは抑えられない。 


バイロン

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