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サピーナの効力 [アメリカ州]

トランプは下院議会と真っ向衝突。

ロシア疑惑を調査したミュラー特別捜査官報告書。

バー法務長官が、全貌を議会に提示しない。

下院法務委員会はバー法務長官の委員会証言を求めるが長官は応じない。

又、同委員会は、バーに対し、ミューラー報告書をの全体を削除せず、委員会に提出する様要求している。

バー長官は双方とも拒否。

委員会要求は合法的でないと反発。

一方、トランプは一切の議会要求、政府関係者の議会証言要求、につき協力を拒否。

すべて民主党の政治的妨害工作だとする。

委員会は、バー長官に委員会出席を強要する命令(サピーナ)を発する用意をしている。

バー長官がサピーナを無視した場合、委員会はワシントン州検事局に議会侮辱罪の告発を行う。

検事局は愁訴の重大さの故に、訴追を行うかどうか、大陪審を招集して判断を仰ぐ手続きだが慣例上大陪審を招集する事例は少ない。

また委員会はワシントン州裁判所に長官の議会偽証罪の告発を行うルートもあるが、裁判所は”政治的紛争”には判断を下さないのが慣例。

となると、議会に残されるトランプ対抗の手段は両院合意の弾劾決議。

しかし、上院は辛うじて共和党が優勢。

下院法務委員会は手詰まりの様相。

バイロン
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