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マレイシア航空の苦悩 [アジア]

5年前、中空から忽然と姿を消したマレイシア航空クアラランプール発北京行き370便。

300名近い乗客、乗員が消えてしまったミステリー。

事件以前から赤字続きの”ナショナル フラッグ”マレイシア航空は、事件後赤字が急増し 国富ファンドカザナにより、全株を吸収されて文字通り国営航空会社となっている。

しかし、経営は引き続き損失を続けてカザナの救援資金注入が続き、今日、同ファンドの総支出の半分はマレイシア航空に向けられている。

カザナの座長マテイール首相は、同航空の民営化を狙い、提携先に、日本航空、カタール航空を考慮中の様子。

首相は”破産経験者”の日本航空を救世主として選びたい様子だとFT紙が報じている。

しかし、マレイシア航空の内外のシェアーは続落、先行き経営好転の見込みがない。

民営化の口実に乗って株を引き受けるとトンだババを引くかもしれない。

シンガポール航空は一切の資本提携は断り、一定の業務支援なら行うとしている様子。

マハテイールの民営化路線は同航空救済の鍵とはならぬとの批判が強くなり、当面カザナの国営方式を続けるしかない模様。

バイロン
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