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南シナ海の米海軍力拡大 [アジア]

南シナ海の中国海軍の勢力拡大は、アセアン諸国との対立を激化させている。

人工島を急造し、領海権を拡大する中国の動きは違法で危険。

公海航行の自由を唱え、アメリカ軍は、軍用飛行機、船舶を南シナ海に出動させているが、定点戦力(クルーズミサイル戦力等)としては中国の三分の一にも及ばない。

今回、アメリカ海軍は、シンガポールを泊地として、新しく”沿岸海軍攻撃隊(littoral navy attack force)”を常駐させる。

小島が散らばる浅い海の戦闘用に、特殊小型戦闘船(littoral combat ship-LCS。喫水15フィート以下)30隻からなる海軍団の新設。

装備はノルウェー海軍開発、アメリカ国防契約社レイシオン製造の”海軍攻撃ミサイル(naval strike missile)”とミサイル標的設定の為の無人ヘリコプターを搭載。

100マイルの射程距離を持つミサイルは海上すれすれに飛びレイダーの発見を避け、ドローンヘリコプターの誘導で正確に中国船を破壊できる。

昨日の米海軍発表によると当初、2隻の配備から始める。

これにて広くインド洋―太平洋地区の米海軍力の拡充となると宣言。

中国政府は即時声明を発し、斯かるアメリカの軍事覇権行為こそ、中国の正当な利権の防衛のため、南シナ海の海軍力強化を必要とする、と反論。

バイロン
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