SSブログ

全ては明日:英国議会の決断 [連載ー英国EU離脱交渉]

英国ジョンソン首相は土壇場でEUと離脱協定をまとめ上げた。

明日の英国議会で承認を得なくてはならない。

.最大争点の北アイルランド問題につき.それぞれの立場の相違点は:

・ジョンソン離脱案;北アイルランドはアイルランドと税関、出入国管理で一体とする。
 税関、出入国管理は北アイルランドと、英国本土とのあいだで実施。

・DUP(民主同盟党);(北アイルランドから、ロンドン議会に10名の議員を送っている。
 彼らはジョンション率いる保守党を支持してきた。)
 北アイルランドが、英国本国と違う扱いを受けるこには全て反対。
 北アイルランドの平和は脆弱で、常にアイルランドに 併合される危険に晒されており、
 今回の協定案で、北アイルランドは関税、出入国の点でアイルランドと一体化するのは危険で
 合意できないとする。

・労働党;ジョンソンから除名された21名の元保守党議員と共に、ジョンソン協定案に反対。
 第二の国民投票を提唱。
 投票の対象は、ジョンソン案で無く、前首相メイがEUと纏めた”北アイルランド歯止め案”

尚、EUサイドだが、EU委員会は、これ以上の混乱は、全て英国の責任であり、北アイルランド問題は英国の国内問題として解決し今月末の離脱日迄に白黒付けろ、との態度。

他方、EU理事会は、より柔軟の様子で、若し、英国が国内問題を解決するため時間が必要なら、EU離脱の時限を延長しても良い、との姿勢。

さて、明日の議会はどう動く。

バイロン


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。