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離脱延期か [連載ー英国EU離脱交渉]

昨日、珍しい土曜日開催の英国議会。

時間に追われたギリギリのEU離脱討議。

新法'ベン議員立法)により、昨夜11時を時限として、英国は議会が離脱案を承認しない場合、EUにたいして例脱延期の要請を行はなくてはならない。(”無協定離脱”を禁じる新法。)

ジョンソン首相は個別議員説得に全力を傾け、彼の新離脱協定案が議会を通過すると強気だった。

ところが、昨日の議会、前の保守党閣僚だったラトウィン議員の動議ー”ジョンソン協定案を審議する前に協定案を執行できるかの必要法令を審議する必要があり、議会の最終判定はその後とすべき”ーが野党労働党、元保守党の離党議員、DUP10議員の賛成で322-306票で際どく、昨日の本協定案の審議を延期してしまった。

ジョンソンには最悪の時間切れだった。

ジョンソンは、やむなく、昨夜、ベン法に従い、EU委員会に、離脱日を来年1月末日まで延期するよう要請状を発した。

延期するぐらいなら”溝で死にたい(dead in ditches)”と延期に大反対のジョンソンには最悪の屈辱。

彼は、EU委員会に対し、来週、月曜、火曜の二日をかけて再度議会に”彼の”離脱案を承認させるとの書簡も発した。

昨日ロンドン、ウェストミンスター議会を、EU離脱反対の市民の大デモが取り囲んでいる。

EU委員会は、ジョンソンの離脱日延長要請に付き、EUメンバー国の承認取り付けに”数日”かかるとする。

バイロン
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