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国際干渉の舞台:リビヤの混迷 [アフリカ]

米国主導、国連で纏めた軍事介入。

2011年に国連軍はリビヤの独裁者カダフィを殺害したものの、以降国は軍閥が乱立して収集がつかない。

国連は西のトリポリに”国民同意政府(Government of National Accord (GNA).)なるを援助設立しているが東の軍閥が連合して対立。

その首領がハフタァー将軍で自前の軍( Libyan National Army (LNA).)でトリポリを包囲している。

国際社会も二分して事態は悪化の一途。

昨年4月からトリポリ侵攻を優勢に進めるハフター将軍の後押しはフランス、エジプト,UAE。

それにLNA軍はロシアの傭兵が多く雇われている。

GNAだが、国連が正式な後援権威なのに、本格的な国連軍の和平の仲介出動は無い。

これまでかっての宗主国イタリア、トルコ、カタールが肩入れしてきた。

最近トルコがGNAと領海協定を結び、GNA支援に正規軍を送り込み始めた。

東地中海に本協定はトルコに有利に出来ている。
トルコに海底石油採掘の権利が手に入った。
ギリシャ、キプロスが猛反対して、軍事衝突の危機。

此処に出現したのはロシアートルコの調停の動き。

両国はGNAとハフター間に一時停戦の呼びかけ。

これに、イタリアが宗旨替えで乗り、先週来ドイツのメルケルがロシア プーテイン大統領と会談してドイツも和平工作に乗り出した。

しかし、石油の所有権(陸上、海底を含み)が問題の根底にあり、国家、企業の利益が錯綜しハフターは、既に”首都トリポリ陥落は直ぐだ”と調停に難色。

尚、トランプの陰は何処にもない。何処もアメリカを頼らなくなった。

まだまだ続くリビヤの混迷である。

目が回るように多くの国際プレイヤーが容喙してくる

バイロン
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