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悲惨なレヴァノン:封鎖の桎梏 [中東]

600万人の人口の内、150万人がパレステイナとシリヤからの難民。

政治経済面で内紛が続き経済危機状況だったレバノンは今度はコロナ風邪の来襲に苛まれ、国家崩壊の危機。

先月は120億ドル相当のユーロ債の返済不能を起こしている。

IMFの予測で今年度の経済収縮は12%に及び、ヴェネズエラ、チャドに次ぎ深刻なリセッションの危機。

国家信用格付けは地に落ちた。

IMF他国際機関の救済融資もめどが立たぬ。

国民の75%が極度の貧困に落ち込み国連人権監視部は”数百万人”の国家飢餓の危機を指摘する。

コロナ対策に国家封鎖、外出禁止令を発して一か月、企業、店舗の閉鎖で国家レヴェルの給与支払い額は半減し、おまけにレバノンポンドは対ドル5割の減価で実質賃金は更に半減。

国家の救済策(国民一人当たり、米ドル130-邦貨で14000円程度)も手持ちの金が無くて実施されない

国民は食べられなくなった。ついに街に乞食があふれ出す。

先週、木曜にベイルートを初めシドン、トリポリ等の主要都市にデモが自然発生。
週末に向かい、激しさを増す。

即時コロナ風邪対策の封鎖解除を求める。

座して死ぬより、職と食糧を求めると悲壮な叫び。

バイロン
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