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ニジェールデルタの悲劇:シェル最高裁法廷に [アフリカ]

ナイジェリヤのニジェールデルタは永年の国際石油会社の石油開発により、環境は完全に破壊されている。

デルタの原油生産は、国庫収入の太宗を占めている。

.国連調査団の結論では、デルタ一帯の河川、海水の汚染を正常状態に戻すのに30年かかるとする。

デルタに面する小村、オグニランドの住民4万人は、シェル社と戦って来た。

農業も漁業も壊滅状況。

数年に亘り、人権団体等の支援を受けて国際石油会社の代表格、シェル社を相手取り、環境回復と補償を求めてきた。ロンドンでの法廷闘争だった。

シェル社は、ナイジェリヤの石油事業は、地場企業とのジョイントヴェンチャーで、環境対策は現地会社の責任であり、ロンドン本社のシェルには責任がないと主張してきた。

亦、環境汚染は現地のテロ活動によるパイプラインの爆破が原因だと抗弁。

これまでシェル社の主張を受け入れてきた下級裁判所。

オゴニランド住民は、敗訴を繰り返してきた。

昨日、ロンドンの最高裁判所は、始めて、オグニランド住民の愁訴を、今後、最高裁で審査すると表明。

国境を越えて活動する"国際メイジャー オイル"には、危険な展開となった。

バイロン
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