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ヨーロッパのバイデン観 [バイデンのアメリカ]

目が覚める毎に仰天のトランプショックの4年間が終わり、欧州は安堵の時を過ごしている。

バイデンの“米国は帰ってきた(”America is back”)”宣言に、EU理事会マイケル議長は”お帰りなさい(“welcom home”)”とエールを送り欧州全域に株価は飛躍している。

しかし、万事蜜月ではなさそうだ。

FT紙が報じる今日のバイデン観。

・米中関係:両者の紛争に欧州が知らぬ間に巻き込まれ、被害を被る訳にはいかない。    
 フランス マクロン大統領は、EUと中国の関係は米中関係と“切り離し第三の道を行くべきだ”と発言
 している。

・米ロ関係:バイロン政府は、ロシアードイツ間の海底天然ガスパイプライン(Nord Stream 2)敷設工事
 の即時停止を要求して居る。
 天然ガスの供給量増強でロシアの欧州への影響力が強すぎると反対。
 ドイツメルケル首相は、バイデンは政治的視点ばかりで、パイプラインの欧州にもたらす経済的利益
 を考慮してないと反論している。

・イギリスはEU離脱して、今双方に軋轢が表面化している。
 バイデンはテレヴィインタビューでイギリスーEUどちらを応援するかとの問いに"I am Irish(私は
 アイルランド人だ)"(アイルランドはEUメンバー)と答え、英国に衝撃が走っている。

バイロン
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