太陽光発電の爆発:レバノン命に代えられず

崩壊寸前のレバノン。

唯一の国営発電所の発電用重油の輸入が滞る。

支払いのドルが無くなった。

結果、現在、一日２時間の発電しかできず、２２時間は停電。

一部地方は一切電気が来ない。

急に太陽光発電設備の需要が爆発した。

富裕層、企業が、競って、設備を買いだした。

値段は飛躍し、中国、アメリカから、とてつもない価格で買い付ける。

支払いは、現地通貨ポンドは通用せず、米ドル取引。

いずこから、米ドルが現れる。

ものすごいブームで、注文してから設置に半年かかる。

無論貧困の国民大衆には手が出ない。

環境対策どころではない。

電気のこない冷蔵庫が使えない。

切実な食糧対策である。

バイロン