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風が吹かない北欧州:為す術無い風力発電 [テクノロジー]

科学者は”地球的凪(global stilling)”と呼ぶ.

今年の北欧州。

”地表面風”の速度が際だって落ちた。


結果、各地の風力発電量が計画から大きく落ち込んでいる.

英国のケイスを見ると、
・2月26日から3月8日まで、弱風状況が続き、風力発電量は設備能力の11%にまで落ち込んだ。
 この期間の前後1ヶ月は25%だった。

・9月6日はほぼ無風で、設備能力の2.5%しか発電できなかった。
 昨年の平均風力発電率18%と比べると、ほぼゼロに近い。
 この日、英国は停止中の石炭火力発電所を急遽稼働させた。

欧州各地、風力発電の落ちこみを天然ガス、石炭火力発電所の再開で急遽補っている。

両原料価格は暴騰している。

それにも拘わらず、全ての風力発電を天然ガス、石炭発電に振り戻して行うのに比べ、無料の風力原料で節約されたコストは、各国に想像以上の恩恵を与えている。

バイロン



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