カーンの復権 パキスタン政界

クリケットのヒーロー。人気者のパキスタン、カーン首相は4月に議会で不信任案が可決されて政界から追放の憂き目。ロシアのウクライナ戦争の返り血をもろに受けて、燃料費が突如爆発的に上昇。それ以前にも中国傾斜を強め中国の資金援助に頼っており、債務返済に苦しんでいた。諸政府補助金は解約され、民生は困窮に晒されていた。カーンは”反米”姿勢を強調していた。昨日の最大州、パンジャブで２０席の補欠選挙。現シャリフ政府の牙城。ふたを開ければ、カーンの政党が１５席獲得で圧勝。シェリフ与党は、わずか４席の惨敗。カーンは、勢いを得て、シェリフ内閣総辞職、全国総選挙を要求。政界混迷でIMFの救助資金交渉は棚上げ。

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