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パトリオット 過剰期待 [プーテインの戦争]

前欧州米軍総司令官だった、ハートリング将軍は、CNNに下記を語り、アメリカがウクライナに提供するミサイル迎撃装置、パトリオットに過剰な期待を寄せてはならない、と警告した。

・パトリオットは極めて巧緻な装置で、作動要員の訓練が最低1年かかる。既に、ドイツの米軍基地で、ウクライナ兵士の訓練が始まっているがまだ実践には役に立たない。

・バックアップ要員の訓練にも時間がかかる。故障対応、修理、部品確保、訓練に1年はかかる。

・装置が自動的に動き、広範囲を自動的に防御すると考えては間違い。戦術的に必要な場所を定めて、そこに、人力でパトリオットを運び一定の防御範囲を守る。長い国境線を守る万能薬ではない。

・敵のミサイルを探知し、レイダー追跡し、迎撃ミサイルを、準備し標的に合わせ、発射するまでに、必要なバックアップ装置、組織、人力は膨大。実射には一装置に90名の兵士がかかり切り。バックアップコストを合算すると、パトリオット ミサイルは一発あたり300万ドルかかる超高価武器。ロシアが海外から購入して使用しているドローンは一機2万ドル、ミサイルでも一発10万ドル。これらを打ち落とすパトリオットは、明らかに、”採算があわない”。

・パトリオットは現在、日本、ドイツ、イスラエルが購入しているがパトリオットは防御用兵器で、攻撃用兵器ではない。防御では戦争に勝てない。ウクライナに必要なのは、攻撃兵器でもある。余りパトリオットに期待してはいけない。


バイロン



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