米政府閉鎖か

今や年中行事ともなった、米国政府の財政運営に関する、連邦議会の”政治的“過剰容喙。まずは、来週からの新財政年度の政府支出限度に関する議会の承認問題が火を噴いている。今や、一種の政治ショーとなった与野党、議会の綱引き。下院でわずかながら多数を占める共和党、その一派に、特に、政府支出を削減しようと、ウクライナへの軍事、財政支援を断ち切らんと強硬に主張する自称”財政健全派”があり、下院議長、マッカシーが、全党意見のまとめを怠り、混乱を生じていると、彼らは、議長の不信任案提出に動く。過半数を占める上院の民主党は、ウクライナ支援に積極的。両院の、意見調整は、不可能に近い。調整合意なければ、政府支出行為は、停止する。とりあえずは来週、月曜の、議会の動きが見物。民主党は、調整の時間を取り、両党、両院の協議を10月１７日まで続けるよう提案中。

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また政府閉鎖か アメリカの政治リスク

CNNが吠え立てる。米国　連邦議会が承認する、政府の財政処置。現行の承認による政府支出は、承認期限が後6日で切れる。7日後からは、例年話題の、”政府閉鎖”が起こりうる。僅差で多数を占める下院の共和党。一部の強硬派は、バイデンの民主党政府の”放漫財政”を許さずと、政府支出限度にきつい制限をつけようとする。これに対して、上院は、バイデンの民主党が僅差ながら優勢である。上下院の合意は望めそうもない。政治リスクはアメリカ専売ではないが、トランプ以来、股裂き状態の米国。来年の大統領選を控え、”政府閉鎖”は如何に回避されるのか。

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"クー ベルト” 今度はガボン

昨日西部アフリカ、ガボンに軍事クーデター発生。選挙結果ボンゴ大統領の3期目の当選が発表された直後、軍が動いた。これで２０２０年以来、中西部地域に生じた軍のクーデターは８回目。この地帯は、”クー　ベルト”のあだ名をつけられている。これまで２０２０年以降の”成功した”クーデターは：ニジェール、ブルキナファッソ、ギニア、チャッド、マリ。

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マウイ州 ハワイ電力を訴訟

ハワイのマウイ島。今月８日の強風でラハイナ地区に大火災発生。全地区が焼落ち本日まで確認された焼死者数は、１１４名、いまだに行方不明者が１０００名を超している。ハワイ島史上最悪の災害となった。

マウイ州は今週、ハワイ電力を職務怠慢で訴訟に踏み切った。訴訟事由は；強風による、電線の切断、電柱の倒壊は、事前の天気予報で十分に予測できたはず。電線切断、電柱崩壊で火花が散り、火災の元となった。ハワイ電力は、強風到来以前に、電線、電柱への通電を停止し、火元対策を行うべきところ、何らの処置も行わなかった、とする。よって他山の石。電柱天国の日本はどうする？

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カナダを襲う野火

カナダの森林防災局の発表；

・現在、カナダ全土に５，７００か所に野火発生中。

・１３７，０００平方キロの森林が焼失した。

・ブリテイッシュ　コロンビア州では３５，０００名の住民に住居から　　

　退去命令。命令は、さらに３万人に発せられる模様。

　州には先週末、緊急事態宣言が発せられている。

・ヴァンクーヴァ東方３００キロのケロウナ市は人口、１５万人。

　全住民が、住居を捨て、避難を完了した。

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ニジェール 民主主義のリトマス試験紙？

先週、軍部のクーデターで民選のバズーム大統領が、座を追われた、西部アフリカ、サヒール地区のニジェール。旧フランスの植立民地国が、次々と反フランスに走り、今や同地のマリ、ブルキナファッソはフランスの関係をすべて拒絶して軍政となり、ロシアに保護を求めている。西アフリカ諸国連合のエコファスはニジェールのクーデター勢力に、即時、民選大統領の復権を求め、さもないと”軍事行動”を起こすと宣言。旧宗主国フランスは、ニジェール在住の、フランス人、企業に被害あれば”軍事行動”に出ると宣言。国連、米国、英国も、ニジェールが、アフリカ大陸の”自由主義のリトマス試験紙”とし、軍部の撤去を求める。この地域の騒乱は、根源に、旧宗主国フランスの依然と続く、”支配姿勢”に対する、民衆の反抗が見える。

エコファス団体の軍事介入だが、これも内部の各メンバー国にそれぞれ国内の問題を含み、グループとしての軍事力にも、疑問が残る。

ニジェール首都、二アメイでは、反フランスデモが続く。尚、同国に軍事基地を持つのはフランスと、アメリカ。

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忘れてはならぬ北米の熱波

アメリカ連邦気象局の警戒警報。昨日、アリゾナのフェニックスで４８度の最高気温を記録。同地では４３度以上の気温が１６日連続しこれも史上最長記録。カルフォルニア州のデス　ヴァレーでは、数日中に５４度の”世界記録”に達する可能性があると警告。サンノーキン　ヴァレー地区が危険。同局は、アメリカの南西部地方が未経験の”熱波”に襲われていると警告。ネヴァダ州ラスヴェガスでは、数日中に４８度まで気温が上がると警告。また北東部、ニューイングランド地方でも、熱波による、異常降雨、雷鳴、龍波、洪水の危険ありと警告。今回の熱波は”従来型”と違うと強調。特別用心するよう警告。

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アメリカの象徴 大量銃殺害事件

追跡にいとまもない。アメリカ社会の、銃による多数殺害事件。昨日はメリーランド州、バルテイモア市の住民の集いに、暴漢乱入、銃を乱射。大混乱で、死者、負傷者の数、様態は不明だが、犯人の輪郭もつかめていない。少なくとも、十数人が死傷の被害。アメリカの銃社会、ますます制御不能となりつつある。

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学生ローン救済は違法 米最高裁

米最高裁の判決。６－３で学生教育ローンの国家救助を違法とする。

複雑怪奇な論法が使用されて、理由は難解だが、連邦議会下院党議長、マカーシ議員の”勝利声明”が比較的わかりやすい。彼は曰く：

”これで、正義はなされた。自力で費用を負担しながら教育を終え、一方、自力では費用を賄えない国民の、費用負担を行ってきた人々（税金から彼らの援助金がでる）の正義がなされた。”

この論法も不思議です。

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銃社会 アメリカの迷走

先週末ケンタッキー州ルイズヴィルで銃乱射殺人事件、その２時間後、アラバマ州デイドヴィルで銃乱射事件。先の事件で２名死亡、６名が負傷。あとの事件では４名が死亡、少なくとも２８名が負傷。あとの事件では犯人不明。被害の全貌は未詳。CNNによると今年になって”複数死亡”の銃乱射事件は１６０件。CNNの”複数銃事件”の定義は”４名以上が死亡、乃至、負傷した”事件。

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