シェイルガス：チェサピーク エナジーの危機

アメリカ　シェイル　オイル、ガス　ブームに乗り中小の新規企業が雨後の筍の様に立ち上がった。

チェサピーク　エナジーはその最先端企業。

シェイルガスの生産では、エクソンモービルに次いで2位の大企業にのし上がった。

現金収支を無視して借り入れ、社債発行に走り脇目も振らずシェイルガスを掘り続けた。

しかし、ここ一、二年、シェイル　オイル、ガスの生産過剰で市況が大変化。

原油価格はバレル57ドル近辺の水準に落ち、肝心のガス価格に至っては激落で６ドル(100万BTUあたり）を超えていたのが半分の3ドルを切った。

9月末のチェサピーク　エナジー社のネット借り入れ残額が株価総額の４倍を超えて91億ドルとなった。

今週、チェサピークは証券取引所に警告を発した。

”もし来年も現在の低原油、ガス価格が続くと、借入金の返済、社債の償却に困難を生じ、事業継続に不安が生じる”

同社、株価は墜落、社債価格は4割方下落。

尚、同社の生産ガス量は原油換算で日量約４8万バーレル。

全米で今年9月末までシェイル　オイル、ガス生産の中小企業の破産件数は３３。

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