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EUー中国サミット延期:米大統領選挙様子見か [国際]

9月ライプチッヒで予定されていた歴史的国際サミット。

EU27カ国首脳と、中国習金平との初の顔合わせ。

EU理事会の回転議長、ドイツのメルケル首相にとりEUー中国関係を律する画期的な大会議と目されてきた。

主要アジェンダは双方の経済的協力の深化、EU企業の中国市場進出、投資の拡大、環境保護の協力、と決まっていた。

昨今、双方コロナ風邪封鎖の緩和に走り出し、サミットの準備も着々と進んでいたのに、先週、メルケルは本会議を"コロナ対策"のために延期すると、表明。

双方、関係国全員の同意によると発表。新しい日付は決まっていない。

大方の見方は、11月のアメリカ大統領選挙の結果をみてEUの対中基本姿勢を決めるべく、EUサイドが"様子見"に入ったとする。

これまでのトランプの、反EU姿勢に怒りの声が高かまり、多くの首脳がバイデン勝利を望んでいると見られる。
だが、バイデンの対中姿勢が未だ見えない。

亦、仮にトランプ再選でも、中国排斥一辺倒のトランプ外交の裏をかいて、中国に接近しトランプ対抗の抑止力としようとする見方もある。

既に、イタリアは、中国の一帯一路戦略に積極的に同意し、中国疑問視の一部のEUメンバーより村八分の状況だが、中、東部欧州の16カ国と中国は”16+1”のグループを結成して経済外交面の協力体制を築きつつある。
今回、同グループにギリシャが参加の意向。

EUは米国大統領選挙の結果を問わず、独自の対中戦略を樹立せねばならない。

バイロン


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