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EU-中國サミット [国際]

来週から始まるEU―中国サミット。

EU回転議長国ドイツのメルケル首相が仕切る期待の大会合。

だが、当初企画したライプチッヒでの華麗な大会議の筈がコロナ風邪の影響ででテレ会議となってしまった。

27カ国の首脳が中国習近平主席を一同うち揃って歓迎する壮麗な仕掛けが、メルケル,EU理事会,EU委員会の長、それに習近平だけの限られたテレ会議に変わった。

もっとも、今年EU―中国関係は大きく変化している。

中国の失点が重なる。

今回のサミットの根回しにEU各国を事前訪問した王毅中国外相は散々な扱いを受けた。

メルケル首相は会合さへ拒否している。

EUの不満は;
・香港治安維持法。返還条件に反し、また重大な香港住民の人権侵害だと各国が一様に反発。
・新疆ウイグル自治区の住民洗脳。強制キャンプに収容し、イスラム教徒の人権抹殺。
・コロナ風邪対策で国際協力の欠如。
・チェッコ首脳の台湾訪問に、北京が示した過剰な拒否反応。
・南シナ海の覇権行動の強化。アジアの不安定要素の拡大。
・経済力の誇示で一帯一路政策をおし進め、共産主義の輸出。

来週のテレ会議では最終コミュニケの合意さえ疑問視される。

一方、アメリカのトラン大統領の一国主義、国際協力拒否の姿勢にEUは厳しく反発しており、米中貿易戦争でトランプを敵とする中国は敵の敵として,EUには欠かせぬ仲間。

11月の選挙でトランプが消滅する可能性も含め,EU―中国関係は微妙な関係に入っている。

バイロン
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