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苦節10年、イブラヒムの登場;マレイシア政治ドラマ [アジア]

典型的な政治闘争のドラマは長くマレイシアを苦しめている。

劇画ででしか可能と思えぬ政争が政界浄化を夢のまた夢としてきた。

3月には95才になる”政治の達人”マハテイールが、復権、奪取した首相の座は現首相、かっての部下ヤシンに奪われた。ヤシンは多数政党の権力仕分けのさじ加減でマハテイールを追い落とし、権力の座に着いている。

その昔、達人マハテイールは、絶対権力を誇る首相として君臨、後継者にアンワール氏を指名したが、彼の力がつきすぎたとして恐れ、彼をソドミーの罪をでっち上げ10年獄に繋いだ経歴がある。

今年3月以来、ヤシンの首相の座は四方から揺すられ、マレイシア政治の舞台はお馴染みの混乱、混迷そのもの。

今週、アンワール氏は記者会見で、マレイシア議会222名の議員の過半数から支援を取り付けたので、国王に会い、新政府を結成する許可を求めると宣言。
巌窟王の復活かと注目を浴びる。

ヤシンは、国会解散だと抵抗。


バイロン

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