フランス アジェルバイジャン大使館員放逐 [欧州]

EUが仲介のアジェルバイジャン、アルメニア紛争。年末ぎりぎりに、フランス政府はパリのアジェルバイジャン大使館員2名を”好まざる人物として国外追放とした。アジェルバイジャンのバクーにあるフランス大使館は、アルメニア人の容喙に悩み、今回の放逐は”報復”。フランスは、アルメニア人の海外ダイアスポーラとして最大。年初より、ややこしい展開。


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エッフェル塔ストライキで閉鎖 [欧州]

パリの観光の目玉、300メートルの高さを誇るエッフェル塔は、134歳。所有者はパリ市庁。年中無休で365日、日々2万人もの観光客を楽しませる。来年のパリオリンピックも最高のホステス役を演じる。ところが、塔を管理する市の従業員が、本日から無期限のストに入った。詳細は不明だが大幅賃上げ闘争らしい。スト中、観光客は、塔に近付き、下から見上げることは可能だが、塔に上る、塔の土産屋によることはできないらしい。大革命の歴史を持つパリ市民、効果的なスト戦術に長けておられる。


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トルコ宗旨替え スウェーデンNATO参加合意へ [欧州]

トルコ議会外交委員会はスウェーデンのNATO参加に合意の決定を行った。スウェーデンとクルド難民の扱いについて合意ができた。即ち、スウェーデンはこれまでの、緩やかなクルド難民の受け入れ政策を変更して”テロ行為”の疑いあるクルド人を排斥、乃至、トルコに送検する。

また、トルコのエルドガン大統領は、スウェーデン参加合意の条件としてアメリカからF-35,F-16の最新戦闘機の輸入を求めている。

彼は、NATOメンバーなのに、独断でロシアからミサイル防衛設備を購入してしまった。

米議会は、購入により、新鋭機をトルコに渡せば、ロシアに性能が筒抜けになると危惧しこれまで新鋭機の販売を拒否してきた。

また、ギリシャとの関係、人道問題も不満足だとトルコ批判が強い。

外交委員会の決定で次は、トルコ議会の承認手続きが始まる。


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セルビアの明日 [欧州]

首都ベルグラードは大騒ぎ。長期政権ビシッチ首相に反対の大波。

ビシッチも舵取りが大変だ。一方でEU参加に懸命の努力。他方で歴史的友好国ロシアとの好関係維持に努める。ヴィシッチの立ち位置は明確だ。まずは、コソボの独立反対、次に、ウクライナ戦に関わる欧米のロシア制裁に反対である。まさにこの2点こそ、EUの立場と相いれない。世界の断層の典型が見える。


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セルビア騒乱拡大 ロシアの介入 [欧州]

10年に及ぶブシッチ政権。一週間前の総選挙。国際監査圧団が”異常性”を指摘する。首都ベルグラードでは連日ブシッチ反対の群衆デモが続く。ブシッチは、ロシア大使と会談。大使はブシッチ反対の”欧米国”が選挙に介入したと表明。プーテインはブシッチ再選に祝意を表し

両国の友好関係を強調。ベルグラードでは、学生連合が市内交通の妨害運動に出動する。


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セルビアに騒動 EU参加に黒雲 [欧州]

セルビアは先週、総選挙。現職大統領ヴィシッチ、彼の与党セルビア進歩党が楽勝で再選されたが、選挙管理の国際視察団は、選挙に”異常さ”

ありと認定。首都ベルグラードは反対政党が集って抗議集会が続く。事態は悪化して暴力化している。ビシッチは一部選挙場所で、再投票(8000の投票所の内18か所)を行うと譲歩したが、群衆は収まらない。かねてより、EU 参加を最大政治課題とするブシッチだが、ドイツ政府は声明を発して、”選挙管理に問題があればEU参加審査を強化する必要がある”と警告。


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”中国の友人” ハンガリーのオルバン首相 [欧州]

10月の中国、一帯一路フォーラムに西欧社会から独り参加したハンガリーのオルバン首相。習主席より”中国の真の友人”と持ち上げられた。他方、EU委員会、EU理事会は、EUと中国の貿易不均衡(中国の輸出超過)を正し中国政府の不公正な政府助成金、特にEV車開発に関する助成を廃止するよう交渉中。これに真っ向から逆らい、オルバンは、中国との交易を禁止、削減することは欧州の経済を損傷する愚挙だと主張。今週、中国の主導的EV車メイカーEYDの最初の欧州工場をハンガリー招聘に成功したと発表。一連の、中国EV部品メイカーが続々と工場を建設する。オルバンはEUが発している種々の中国人道問題の抗議にも一切参加していない。


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憎まれっ子オルバンの独り芝居 [欧州]

昨日、もめにもめたEUサミット。ウクライナの復興支援案500億ユーロの供出につき、26メンバー国が賛成なのに、例の反逆児ハンガリーのオルバン首相が独り反対し、不成立。他の議案、ウクライナ、モルドヴァのEU参加交渉開始に関しては全メンバーがこれまた強硬に反対のオルバンに詰め寄る騒ぎののち、決議に投票の瞬間、オルバンは議場を退出。結局、”反対ではなく投票を棄権した”との妥協で、参加交渉の開始が”正式に”決まった。差し押さえ中のEU諸助成金のハンガリーへの支払い解除は詳細不明だが、幾分でも支払えばEU史上最悪の”贈賄罪”との声もある。オルバン懐柔に金を使うとは何事かの非難の声が強い。EU理事会議長、マイケル氏は明年3月にふたたびウクライナ支援資金に関して、オルバン説得のサミットを開きたいと語った。


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欧州に順風 ポーランドの新政府 [欧州]

ポーランド。8年間の保守、国粋派の法と正義の党政権は、EUと常に対抗姿勢を示して欧州の非協和音となっていたが、10月の総選挙で8年前のタスク首相が返り咲き。昨日は、組閣が成って、施政演説で外交を180度転換すると強調。即ち;

・EU外交を全面支援する。

・米国の外交路線を支持する。

・ウクライナ支援を完遂する。”支援疲れ”に警告。

・EU外交に事々反対するハンガリー オルバン首相、スロバキアの

 フィコ首相をEU団結を損なうと非難。

前政権はEUとの衝突で多くのEU助成金の配布が差し止められており

タスク新首相登場で、回復支払いがなされそう。


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問題児ハンガリー ウクライナEUサミット [欧州]

本日よりブラッセルでEUのサミット。議題はウクライナへの長期経済支援案、総額500億ユーロ、それにウクライナのEU参加問題。

問題はハンガリーのオルバン首相で両議題に反対の姿勢である。彼は、ウクライナ政府の汚職対応が不足だとして反対を続けている。他のメンバー国はすべて賛成だが、全員一致が原則で、このままでは、欧州に大きな傷を残したままとなる。一方、ハンガリーはオルバンの元、司法改正で、EU基準の民主主義原則に反しているとされ各種EU助成金の支払いが停止されている。ウクライナ支援でゴネて助成金の復活を狙う作戦かと、周辺の騒音は高まっている。



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