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連載ー英国EU離脱交渉 ブログトップ
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活動的政府;ジョンソン首相 [連載ー英国EU離脱交渉]

年頭の辞として、英国ジョンソン首相はEU離脱の成功を自ら祝う。

今後テンポを挙げた”活動的政府(“state activism”)“を誓う。

他国の掣肘を受けず、国際社会にかっての大英帝国の栄光を積極的にとり戻す”政府活動”を約す。

“state activism”の典型的成功例として首相は英国産コロナウイルスの製造を挙げる。

曰く:
・英国オックスフォーフォ大学と、英国民間製薬会社、アストラゼネカに協同しワクチン開発を
 求めたのは政府である。政府の積極的リードである。

・大学と民間会社を結びつけ、その上必要な開発資金も政府が提供した。
 これも政府の積極的活動の適例である。



東洋の某国とは意識が違うようだ。

バイロン
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小売価格に影響なし [連載ー英国EU離脱交渉]

英国、最大小売り業テスコの会長は、EUとの離脱協定が成った結果、来月以降、小売価格に影響が無いと語った。

事務処理量は増えるが、コストの増加無く対応が出来ると語った。

新関税の賦課が避けられたことが鍵で、協定は好結果だと語った。

バイロン
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UK トルコと自由貿易協定 [連載ー英国EU離脱交渉]

UKとトルコ関係は歴史的に長い。

UKはトルコの最大の輸出相手国である。

家電、自動車部品で、他を圧してきた。

また、農産物輸出でも、UKから特恵関税を得て優遇されている。

来月初日からUKはEUを離れる。

以降EUに縛られず他国と通商関係を結べる。

今週、両国は 従来の協定に上積みして一層の通商拡大を狙う新自由貿易協定を結ぶ。

トルコは永年のEU参加の願望が度重なる政治的反対で、失せかけている。

新生UKとの経済関係強化は対EU外交上も重要となる。

バイロン
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仕事はこれから:離脱後の英国 [連載ー英国EU離脱交渉]

長々と遅延した離脱交渉。

EU、UK共に取りあえず“無協定破断”のハードシナリオを回避して、安堵の吐息をついている。

だが、ジョンソン政府は、ポストブレシットの具体的指針を何ら持たない。

土壇場で合意に達した協定には、ファイナンスを含むサービス分野に明確な協力の規定が無い。

モノの交流にしても、当面の新規関税は避けられたが、国境管理のロジステイックは新たな経済的負担となる。

過去は何とか仕分けがついたが、これからのEUとの将来関係を如何するつもりか。

亦、国際社会で、外交路線を如何に定めるのか。

ジョンソンの喫緊の仕事は、内閣改造を行い、鋭く優秀なタレントを採用し国の将来像を描き出すことだ。

(以上FT紙社説他から)

バイロン

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equivalence decisions:ロンドン金融センター [連載ー英国EU離脱交渉]

離脱協定に規定を省かれた“金融サーヴィス“分野。

EU、UK双方の規制体制に関して、双方独自に、維持監督の建言を残し、“横目に”他方の制度を見て、”同等(equivalent)”かどうかを判定する。

同等で無いと判定すると、相互協議に入るメカニズムを作成する。

”equivalence decisions(同等決定)“方式なる玉虫色の合意がなった。

これでは、金融機関の相互乗り入れルールが不鮮明。

問題の先送り。

世界の金融センターだったロンドンの将来は不安定。

バイロン

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EUから見た離脱協定 [連載ー英国EU離脱交渉]

新協定につき、レイエンEU委員会議長は記者会見で、UKとの離別は"such sweet sorrow"(こんなに甘く悲しいのものか)とシェイクスピアを引用。 ジョンソン首相の“歓喜の”記者会見とは一線を画した。 同席のEU交渉担当者バルニエ氏は、漁業問題の合意につき下記説明; ・EU離脱により、UKはUK領海内でのEU漁業者の漁獲量の全量を取り戻すと主張して来た。  彼らの最終提案は全量で無く、これまでの年間漁獲量の80%まで取り返すと譲歩していた。  最終的に25%に落ち着いた。EU漁業は従来の75%の漁獲を確保出来た。EUの勝利である。 ・この割り当て合意は、5.5年間有効。その後の割り当ては別途協議する。 バイロン
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国権奪回;ジョンソンの歓喜 [連載ー英国EU離脱交渉]

クリスマスイヴの協定合意成立。

ジョンソン首相は、“イギリスの主権を奪回した。イギリスの主張が通った“と興奮した深夜の発表。

だが、UK国会議員誰一人として合意の内容を知らない。

交渉担当のフロスト氏は新協定は1500頁ー500頁が協定本文で1000頁は引用、索引ーに及ぶが即時公示を約す。

メデイアは“難題の”漁業権はどうなった、と攻めるか、回答は無い。

一人ジョンソン首相が独り、上滑りの反応。

バイロン
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離脱協定骨子 [連載ー英国EU離脱交渉]

イヴが明けてクリスマス。

合意されたUK離脱新協定の骨子につきFT紙が下記報じる。

・新協定により、UKからEUへの輸出は“殆どのモノ(most goods)”につき新規関税は免除される。

・犯罪捜査、エネルギー政策、デター処理に関して双方共通の“新機関”を創設する。

バイロン
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欧州の元旦:新協定 [連載ー英国EU離脱交渉]

UKーEU新通商協定は合意されたが、発効には双方議会承認が必要。
UKは、30日に下院議会開催。EU議会は、年内に時間なく、“来月”招集される。
新協定内容は不詳だが、双方とも、新年元旦以降、暫時、行き交うモノの処理につき、現状通りとする。即ち、税関審査、動植物検疫は、行わない。ただし、当事者により関係書類は揃えられる事。
 
バイロン
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"クリスマス協定“成立 [連載ー英国EU離脱交渉]

クリスマスイヴ深更、英国のEU離脱協定が合意された。

英国ジョンソン首相、EU委員会レイエン議長が交渉終結を宣言。

年末期限、1週間前の瀬戸際で“無協定”破断("hard Brexit”)が避けられた。

500頁に及ぶ協定書は本日クリスマス当日からEU議会、英国議会に配付される。

これまで、無数のリークはあったが、正式名合意内容は、本日から公知となる。

バイロン
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