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紅葉と人手不足 [連載ー蓼科高原のクレオパトラ]

何時ものように主人はあっという間に奥さんと私を車に詰め込んで蓼科高原の山荘にやってきました。お気に入りの近くのお店の女将の電話連絡で紅葉が見どころになったと聞いたからです。確かに山の景色は一変していて、紅葉の赤さに加えて色々な木々の葉が色鮮やかに山肌を染めています。”これは凄い。だがこの美しさをとらえられるのは天才画家しかいない、”と主人は匙を投げています。主人はもう一つの発見が気になっています。紅葉見物の観光客は多いのに、食堂等の給仕さんたちが集まらない。何時も寄る北欧料理店、串焼き屋さん、お蕎麦屋さん、パン屋さんでは、給仕さんが居ない。オーナーさんは皆、同じ悩みを訴えています。働き手が居ないのです。近くのゴルフ場でもキャデイーさんが集まらない。”パテイーよ、こりゃ深刻だ”と主人は言います。お気に入りの女将の助言で開いたばかりという中華食堂に私もお供して行きました。そこには、中国人が料理して客のサーヴィスもしています。日本語がたどたどしい給仕さん達と話して、主人は少し顔色がよくなりました。本場の中華料理が食べられるし、給仕さん達は台湾から来て一生懸命働いている。”そうだ、タイのキャデイーさんは良かったな。彼女たちが蓼科に来てくれないかな、”と言います。人手不足は近隣のお国から働いてもらえればいい。そう言っています。
パテイー
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