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未完の法治国 [米国トランプ弾劾]

百家争鳴の表現帝国、米国。

トランプの弾劾審査で、現在問題は議会の証人召喚命令が合法か、強制力をもつのか、どうかの議論である。

トランプは一切の証言、証人召喚を拒否している。

召喚に応じた証人は容赦無く個人攻撃に晒す。

大統領の議会要求全面拒否は合法か否か。

最終的に連邦最高裁の判断となろうが、時間が掛かり、次期大統領選挙日まで、トランプは無言の業でで逃げおうせる。

一方、連邦下院議会はトランプ弾劾決議を来月早々に纏める予定。

議会議決があれば憲法に規定の法的手続きが始まる。

連邦上院が下院による弾劾訴状の臨時裁判所となる。

司法機関からの助けを借りて上院議員全員が陪審員となる。

上院の裁判の課程でトランプの罪状が更に明確になり、大統領罷免の裁決にいたると下院は期待している。

しかし、アメリカ議会は過去200年に近い歴史で3回の弾劾裁判の経験しか無い。

ニクソンのヲーターゲイト裁判では、上院裁判所の裁定が出る前にニクソンが大統領を辞任してしまった。

クリントンの場合は、上院裁判で大統領のセックススキャンダルは弾劾に値しないと判断され、早々に無罪となった。

トランプは上院の共和党議員にトランプ擁護の誓約を求める。

弾劾には上院議員(上院陪審員)の三分の二の賛成が要る。

今のところトランプ造反議員はいない。

日々、事態が大揺れのトランプの米国。

誰も先が見通せない。

バイロン
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