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コウモリとウミガメ [テクノロジー]

中国三大IT企業、バイドウ、アリババ、テンセントは頭文字をとり"BAT(コウモリ)"と称される。

彼らは、これまでの対米投資から一斉に手を引き出した。

昨年の BATの対米投資の合計は、前年の16%にまで急減した。

ピーク時、2015年にはBAT三社で合計47億ドルもあった対米投資が昨年は6億ドルを切った。(PitchBook 調べ)

BATの投資は"ウミガメ(sea turtle)”に向けられている。

ここ数年、アメリカIT産業に就職していた中国人で、里帰りを狙う。
経験と知識を抱いて、子カメが海から生まれ故郷に帰ってくる。
これからはシリコンヴァレーには投資しない。
ウミガメの中国内での起業を支援する。

一昨年からアメリカは中国の対米投資に神経質で米国外国投資委員会、Cfius(Committee on Foreign Investment in the US,)なるを新設し中国の投資を装ったスパイ行為、技術盗用、を排除しようと、現在、中国の投資については一年以上かかる審査を行う。

日進月歩のIT技術に、この行政障壁は時間が掛かりすぎる。

コウモリはウミガメに乗り換えた。

バイロン



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