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破壊瀬戸際のレバノン [中東]

パレステイナ、シリヤから数十万人の難民を受け入れてきたレバノン。

宗教の分裂が政治に反映して、5ヶ月間、政府不在。

仮の事務処理政府が存在する。

現実政治を牛耳るのはイラン系のヒズボラ。

現地通貨リラは米ドルリンクだが、米ドルは国外に逃避して.国庫にもドル保有が底をついた。

今週はリラの下落が更に急激で、ブラックマーケットでは対ドル90%も価値を失った。

仮の政府はドルの投げ売りに拍車をかける市中の両替屋を取締り、一斉逮捕を行った。

公共サーヴィスは多く海外企業に抑えられ、米ドルの支払いが要るが政府にドルが無い。

既に、電気、水の供給が中断を続け、ゴミ処理が停滞。

市民は、リラの崩壊による驚異的な物価の飛躍で、食糧の入手が困難となった。

来月は全土に一斉停電の恐れがある。

国民に騒擾が広がり革命の噂が飛ぶ。

世銀は緊急支援を準備するが、肝心の受け入れ母体となる政府が無い。

フランスが積極的に、救援の態度を示してきたが、昨日、終に業を煮やし、国家破綻の警戒報を発している。

5ヶ月も組閣できないハリリ首相は、アブダビに居る。

昨日、ロシア外相ラヴロフが、彼を訪れている。


バイロン
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