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NAFTA分断交渉 [アメリカ州]

アメリカ カナダ メキシコを結ぶ自由貿易協定”NAFTA”。

トランプの横やりで協定は混乱。

トランプは三者合同協議は避け、先ずは”弱者”メキシコとの協議を先行させて個別撃破を狙う。

昨日両者間に合意が成ったとされる。

メデイアに漏れている合意内容は;

・三国内で製造される自動車の部品比率:
 現在62.5%を75%に引き上げる。
 部品はアメリカ、メキシコ両国で製造されること。(この協定で、現在三国に輸出される中国製部 品を削減し、アメリカ、メキシコに雇用を生じる。)

・部品製造に従事する労働者賃金を最低時給米ドル16とする事。この規定は部品の40-45%に 適応する(これにてメキシコ製造の部品は制限を受け、雇用が メキシコからアメリカに移る効 果あり、)

・日没条項(サンセット条項)。アメリカが主張していた協定の5年ごとの見直しにつき、メキシコは 強硬に反対。頭にピストルを突きつけられ5年事に、アメリカの不満に屈しなくてはならない。
 合意は5年ではなく16年ごとの見直しとなった。

・現在存在する三カ国紛争処理機関の廃止。(これにつきカナダは、強く継続を主張してきた。即 紛争解決は強いアメリカと対で行うべきでなく、あくまで三者の団体交渉で行うべきだと主張し ている。)

上記により、懸念されたトランプの車両輸入税の制裁処置が避けられそうだと三国の自動車関連企業の株価は飛び上がっている。

尚、カナダのトルドー首相は米―メキシコの交渉結果を全ては認めずこれから始まるアメリカとの交渉でカナダにとり公平である点のみ合意すると強調。

仮に、カナダの同調が無い場合、上記アメリカ―メキシコ協定はNAFTA協定とは別に成立する可能性が高い。

バイロン
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