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大儲け口に黄信号:Western English-speaking universities [国際]

コロナ旋風で水位が下がり、世界で密かに大儲けをしていた業界が裸にされ露見している。

本日のBBCの特集が面白い。

”Western English-speaking universities”ー西欧の英語で教える大学ーが大儲けの商売だった。

海外から留学生を集め、法外な授業料を取ってきた。

イギリスは海外留学生には年間授業料58,600ポンドまで請求できる。

一方で国内学生の授業料は9000ポンドに設定されているのにである。

海外留学生には宿舎、食事、その他レジャー等設備の提供に数多くの業種が関連し、関連する金額は、建設業、各種消費財産業、などに後れを取らない。

GDPの稼ぎ頭に近い。これまで統計上明確な分離は無く、静かに稼いできた。

新興国に余裕ができると、自国の教育制度が未完だし、国際語の英語が学べると、特に中国を先頭に、アジアの学生がイギリス、アメリカ、オーストラリアに引き寄せられる。

飾り立てた学位や、タイトルを貰い帰国すると、就職にも出世にも役に立つ。

BBCはアメリカ、オーストラリアがイギリスに敗けず、”学校商売”に如何に力を注いできたかの実態を報じる。

グレイヴィー トレインの海外留学生確保競争。

降ってわいたのがコロナの暗雲。

先頭を走る三国は大学閉鎖の事態である。

どこも、休校してオンライン教育に切り替えている。

海外留学生は居所を失って、支払い済みの授業料返還が突然話題となる。

彼らの生活費補充に供与された西欧得意の冨者の寄付金が激減している。コロナで冨者が急減。

突如、軋みが表面化した。

おまけに、米豪対中国の通商紛争が、中国の的を定めた報復を招く。
中国は留学生を送らぬと脅し始めた。

バイロン

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