サウジ皇太子の暗殺団：カショギより大物狙う

サウジ皇太子モハメッド　ビン　サルマン（通称MBS)はアメリカに亡命中の政敵ジャーナリスト、カショギをトルコ　イスタンブールサウジ領事館内で殺害。

皇太子の私的暗殺団、タイガー　スクワッドの仕業だとされる。

未だに世界を揺るがす事件だった。

今度は、カナダに亡命中のジャブリ氏（サード　アル　ジャブリ、６１歳）がアメリカDC裁判所にMBSを相手取り暗殺容疑で告訴。
米国法の拷問禁止法（Torture Victim Protection Act )と国際法違反とする。

MBSがカショギ暗殺と同時期にタイガー　スクワッドをカナダに差し向けジャブリ氏殺害を図ったと訴え。

ジャブリ氏は　MBSに取って代わられた元皇太子モハメッド　ビン　ナイェフ（MBN）の懐刀。

サウジと５つの目(five　eyes；US,UK,カナダ、豪州、ニュージーランド)の情報機関との連絡主任だった。

MBNの失脚と同時に３年前カナダに亡命。(MBNは逮捕され監禁中）

エジンバラ大学でAI修学、サウジで閣僚資格を得て、内務省の重鎮。

特に、サウジと英国情報機関MI6とを繋ぐ重要な立場だった。

サウジ王家内部の勢力図、スパイ機関、金銭関係、につき最深の情報を持つ。

亡命後,MBSはジャブリ氏の家族を逮捕、自らジャブリ氏に帰国を命じている。

ジャブリ氏はカナダ亡命後周辺の私的警備を固め、また、カナダ政府も監視していた。

カショギ暗殺後同じ暗殺団がカナダトロント国際空港で入国を差し止められている。

カショギより大物の暗殺未遂事件。どう展開するのか。

バイロン