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オルバンに終に政敵出現 [欧州]

人口、970万人の小国、ハンガリー。過去14年間、オルバン首相の安定政権が続いた。”選挙独裁者”、”災害独裁者”の異名を得ている徹底した国民保護主義者。事故、災害現場に、だれよりも早く駆けつけて、首相権限を100%発揮して泥だらけになり現場指揮を執り、他の政策課題には一切目もくれず、被災者対策に全力を傾注する姿勢。これには、国民が、無条件の信頼をを与えて過去14年間自身の選挙に全勝、彼の政党、周辺のあらゆる選挙に圧倒的な勝利をおさめてきた。いわば、彼の外交、内政は、なんでもよし、彼の人柄で押し切ってきた安定政権。だが、終に、ほころびが見える。昨日、ブダペストに10万人の反オルバンの大規模デモ発生。主導者は弁護士で政府職員、元法務相、ヴァルガ女史の夫。ピーター マジャール氏。

長期政権で、政府内に汚職の積み上がり、メンバーながらオルバンは、EU政策にことごとく、異議を唱えEUとの関係は危険水域、また、ロシアのプーテインに寄り添う姿勢、等、”現代ハンガリー”に危険人物と非難。”主権を国民に取り戻そう”、”新しいハンガリーを生み出そう”、”ハンガリーよ、立ち上がれ”の声が沸き上がる。マジャール氏は6月の総選挙に向けて、野党を糾合し、新党を創設すると宣言。オルバン独裁に立ち向かう、と宣言。


バイロン

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