テイグレイの危機

２年前にエチオピア首相、アビーは北部テイグレイ地方の軍閥征服に正規軍を派遣。同地の封じ込め作戦を開始。爾来双方の戦いは凄烈を極め、国連、EU、人権団体によると、ウクライナ戦争より多数の死傷者が出ている。同地の籠城状況は、厳しく、食糧、衣料品も届かない。米国が動き停戦協議が始まっているが、国際社会の関心はウクライナにむけられエチオピアの悲劇は話題にならない。

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トルコ利下げ リラ最安値

トルコのインフレは激化の一方交通。9月は８３％。しかるに中央銀行は昨日３か月連続しての利下げ。１２％を１０．５％へと大幅利下げ。

リラは史上最安値に落ち込んだ。今年一年でリラの対ドル価値は５０％失われた。エルドガン大統領の理論”高金利はインフレを助長する。”に従いトルコの金利は国際動向に逆行を続ける。

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イギリス政治混迷の連続

不幸にして危惧は的中した。イギリス　トラス内閣は突然崩壊した。議会民主主義の先輩国が、再び指導者選びに迷走する。保守党内部の指導者争いが、次の首相を決める。民意総意の総選挙は行われぬのか。しばらく国力を犠牲に混迷の政治劇が続く。

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トラス内閣の命脈

イギリスの新首相トラスは、経済政策の１８０度転換、関連大臣の首のすげ替え、閣内不一致に加えて議会の議事進行の不手際、と次々に問題が絶えない。ついに、トラスに首相の能力無し、と保守党内に反乱が生じて、新政府に早期崩壊の可能性が出てきた。

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カーソン市民強制移動

ロシアは併合を宣言したカーソン地区、カーソン市の住民１０万人をドニエプル河の東へ、強制移動を開始した。ウクライナ軍の無差別攻撃を避ける為、と宣伝。ウクライナ軍は、住民への直接攻撃は避けるとし、ロシアは住民をまとめて”盾”として、ウクライナ軍の反転攻勢を避けようとしていると非難。住民に移動に応じぬよう求めている。

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ルーマニア ブルガリア シェンゲン協定参加

欧州のヴィザ無し短期訪問が可能なシェンゲン協定国．EUメンバーでこれまで参加を認められていないのはルーマニア、ブルガリア、アイルランド、キプロス、クロアチア。欧州議会は、ルーマニア、ブルガリアの参加を年内に許可する決定。これまでフランス、ドイツが両国の汚職、組織犯罪、司法につき疑問を呈してきたが今回撤回、賛成に回った。EUメンバー国以外にノルウェー、スイス、アイスランド、リヒテンシュタインが協定国。

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発電所三分の一に被害

クリミア橋爆破事件以降、８日間にロシアは、ウクライナ首都キエフ他主要都市の発電所に空爆を行っている。ウクライナ政府は、攻撃で全土の三分の一の発電所が被害を受けたと発表。キエフ他に、停電が生じている。空爆は、イラン製のドローン（Shahed-136）が主役で、５０キロの爆薬を運び、目標まで飛来、対象を確かめてから、突入自爆する。CNN,BBC等主要メデイアは”カミカゼ　ドローン”と呼称している。

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フランスのデモ激化

フランス政府は、製油所のデモに制限を加えた。燃料代の高騰を避けるため、製油所の従業員に強制的に作業を命じられる。週末に、発生した多くの製油所での抗議のデモは昨日、鉄道、教育関係組合の同情ストも加わり、規模が急速に拡大している。パリ周辺の列車は半分が運航停止。ユーロスターも一部、運休した。また、パリを中心に、高等学校の閉鎖が起こりつつある。総じてインフレ対策に対する不満がデモを駆り立てる。

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エルサレム 豪州政府の回れ右

豪州政府は、イスラエルの首都を西エルサレムとする従来の姿勢を変更し、首都問題は、関係者の協議によるべき、とした。２０１７年に前アメリカ大統領トランプは、エルサレムをイスラエル首都と承認。これに、ガテマラが追従。２０１８年に豪州前首相モリソンは、エルサレムの全区でなく、西地区だけを首都と認める行動に出た。世界に三番目の”エルサレム首都承認国”となった。本日の豪州政府の発表では、あくまでイスラエル、パレステイナ”２国共存”を支持し、首都問題は両国、国際関係国、機関の交渉によるべきと強調し、従来の西エルサレム首都承認を撤回すると声明。豪州大使館もテルアビブから動かぬと強調。

今年５月に総選挙に勝利した労働党アルバニーゼ首相の重大決断。

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金で寝返る英空軍パイロット

英国国防省は警告を発した。英国空軍の退役パイロット、３０名が高額の報酬で中国人民解放軍に雇用されている。英国新鋭機の性能、操縦につき、ノウハウを売り渡す。台湾攻略が取りざたされ、コロナの旅行制限が緩和されて経験者のリクルートに拍車がかかる。中国に雇用されても、現行の法では、犯罪とはならぬ。国防相は、法的規制を考慮すると宣言。

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