EU議会 底知れぬロビイストの攻撃

カタールのロビイング組織は、欧州議会、ギリシャ選出の議会副議長カリイに巨額な現金の提供。ブラッセル警察が摘発し、逮捕。議会はカタールに対し、欧州入国にヴィザの制限緩和を討議中だった。欧州議会の討議、決定に問題は山積。EU予算の分配、コロナ対策費の使用法、ウクライナ戦と対応策、米国の”ビッグ　テック”に対する課税問題、等々。欧州議会は欧州域内外のロビイストには、今を先途の活躍の場。汚職まがいの行動を違法行為として抑え込むには多数で巨大すぎる相手。総括的ロビイスト規制法もない。しかし、ブラッセル警察は地味な捜査を続けている。欧州議会議員に、震撼が走る。カリイ女史は裁判前の、拘束が来週まで続く。

バイロン

イスタンブール市長と大統領

トルコのエルドガン大統領はますます独裁政治を強化する。来年の大統領選挙で、対抗馬として人気沸騰のイスタンブール市長を、政府蔑視の発言で告訴。イマモグル市長はエルドガン一派の工作で、市長選を二度戦わされた。２０１９年からの市長。チュリッヒ大学の物理学教授からイスタンブールの建築業界入り。告訴成立すれば、２年間の収監、公的政治活動の禁止。昨日、イスタンブール市庁舎に支援団の波が押し寄せている。

バイロン