無尽蔵の観光資源

東南アジア諸国の隣人は、雪を知らない。

日本大使を経験したブルネイの友人は毎冬、家族を連れて日本にやってくる。

雪景色を楽しむためだ。

シンガポールの経済は、自前の資源を持たぬのに、日本とは比べられぬ活況を呈する。

”たのしい国作り”に邁進して、今や海外の著名富豪層が、移住さえしている。

街の景観も、世界一にと作り上げた。

ただ、悲しいかな、一年中ほゞ変化の無い気象である。

四季の変化を知らない。常夏ののっぺりした環境に生きている。

最近、漸く、気の利かぬ中国人誘致一辺倒の観光業界(政府も）も、気が付いたようで、ターゲットを変えている様子。

世界に活を入れるアジア経済、この地域で、四季の変化はわが国独占の観光資源と言って良い。

ちょっとした工夫で、”無尽蔵の”資源を利用できる筈だ。

バイロン