アリゾナ ＴＳＭＣ工場稼働延期

台湾の半導体メイカー、Taiwan Semiconductor (TSMC)は米国アリゾナ州に建設中の半導体製造の２工場の工事を一時中止すると発表。予定だと、第一工場は２０２４年、第二工場が２０２６年に完成予定だったが、建設に必要な熟練労働者が現地で手当てできず、第一工場の操業開始は、２０２５年となる。発表は、同社会長のマーク　リュー氏により行われた。同氏によると必要な熟練工を、台湾から集めて、現地工を訓練しなおし工事を再開すると言う。

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ドイツ副首相インドを非難

インドを訪問中のドイツ副首相兼産業相ハベック氏はインドの態度を非難し下記、語った。

・インドとロシアの歴史的関係は認めるが、ロシアが国際的犯罪を犯しているときに、これを非難せず、中立の立場を採るべきではない。

・少なくとも、インドは公的発言でウクライナの戦争はロシアの一方的侵略で”プーテインの戦争”だと表現すべきであり、そうすればドイツ―インドの関係はさらに改善される。

インドは２０２２年２月のロシアのウクライナ侵攻以来。中立の立場を表明し続けている。欧米のロシア制裁に一切参加せず、一方武器のロシアからの輸入を継続している。

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オデッサにミサイルの雨

昨日のウクライナ戦況。ロシアは、南部オデッサの穀物貯蔵設備にミサイルの猛攻撃。超高速ミサイルはウクライナ軍保有の防御設備では防ぎきれない。１９発のクルーズミサイルの内５発しか空中破壊できなかった。キエフ周辺に比して、防空設備が不足。オデッサは夜を通して空襲警報が鳴り続け民間住居への着弾も多く、混乱は広がっている。

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今度はテニスボールの雹

昨日も異常気象は南欧州を痛めつける。イタリア北部のヴェネト市に昨夜、テニスボール並みの大粒の雹の嵐が襲った。直径10センチの氷の爆弾。家屋のガラス窓を叩き壊し、破片で怪我をした人々は、１００名以上が病院に。市長は非常援助要請が５００件を超し、すべてガラスの破壊、ガラス片による負傷が原因と語った。夜間の所為で、触接雹に打たれた人は少ないようだ。

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続く熱波との戦い 南欧の悲劇

国際気象局（WMO)は現在の国際的熱波は後退せず、数年間は激しさを増す方向にあり、各国は気象対策に注力すべきと発表。昨日、特に南欧州の状況：

・スペイン　北西部フィゲレス市で４３．５度、サルデイニアで４４．５度、シシリアで４６．３度、を記録。

・ギリシャの山火事は拡大中。数か所で延焼中。EUは空中消火剤散布の飛行部隊を派遣決定。

・スイス　ヴァレ　カントンに山火事発生、延焼中。

・スペイン　カナリア諸島のラパルマ島の山火事は延焼中。

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ウクライナ黒海経由穀物輸出停止か

ウクライナ南部、黒海に面した三港から、穀物の輸出が継続していた。国連、トルコ、ロシア、の非常合意により、ウクライナ戦争にも関わらず黒海、トルコの海峡を経て、世界市場への穀物輸出が可能だった。しかるに、ロシアは先週、ロシア産穀物の輸出が、欧米のサンクションにより、激減しており、対抗上、ウクライナからの穀物輸出の協定を破棄すると通告。世界市場に大きな衝撃となる。

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無人艇 クリミア大橋爆破

昨日、クリミア半島をロシア本土部分とつなぐ重要橋ケルチ橋（クリミア大橋）が爆破された。列車橋は被害を免れたが、自動車橋に損傷。ロシアのウクライナ侵攻をサポートするモノ、ヒトの重要橋梁道路。ウクライナ軍部より、爆破は、”無人艇”により、橋げたを狙いうちにしたと初めて発表。無人艇の性能、製造元につき極秘とする。ドローンの船舶版で実戦の現場に登場したのは始めてか。戦争技術は進歩をやめない。

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タイの民主主義は消えたか

国民総選挙の意味は無い。タイの軍政府、あらゆる手段で民意を代表する政治勢力を妨害する。経緯は、広く報道されている。昨日の、上下院議会合同の、新首相承認の決議。また軍部の妨害で不調。新政党、前進党の党首，ピタ―　リムジャロエンラット氏は４２歳、タマセット大学卒業後、ハーヴァード、マサチューセッツ工科大学に学ぶ。今年５月の総選挙で彼の党は圧勝。爾来、新首相、新内閣の成立がもめている。昨日、上下院議会全議員による、ピタ―氏の首相就任の投票。３７５票が必要だが３２４票が賛成票。１８２票が反対、１９９票が棄権となっている。軍政府指名の２５０名の上院議員の投票内容は１３名がピタ―首相に賛成、３４名が反対票。１５９名が棄権。他の数十人は議会に現れず。ピターは政争の渦に疲れ果て、即時政界引退をほのめかす。空白となれば現職の軍政府首相プラユーの続投となりかねない。

民主主義は息をしているのか、タイ。

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エルドガン方向転換の条件

リトワニアのNATOサミットに参加のトルコ　エルドガン大統領。突然の回り右でスエ‐デンのＮＡＴＯ参加に同意。いかなる条件があったのか話題となったがＢＢＣ、本日の報道。まず、アメリカは輸出停止していた戦闘機F-16の輸出を許可。トルコが、ロシア製防空施設の買い付けを行ったことへの制裁だった。また、NATOはトルコのEU参加希望につき、側面支援すること、また、トルコにEU内のヴィザ無しの移動を許すよう、支援すること。以上が、BBCによるとトルコのスウェーデン参加合意の条件のようだ。

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CPTPP イギリスの参加

BBCも音を上げている省略英語文字、CPTPPとはComprehensive and Progressive Agreement forTrans-Pacific Partnership協定の事、旧TPP協定である。参加国は環太平洋諸国１１か国、オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ―、日本、マレイシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、シンガポール、ヴェトナム。メンバー間の自由貿易協定で２０１８年８月に発足している。日本の経済力が突出している団体である。この度、英国が、参加を決定。はじめて、創設者グループ以外からの参加で日本に次ぎ、大きな経済体となる。何かと居丈高となる”大英帝国”だが、日本とは建設的なリーダーシップを取ってもらいたい。英国の参加批准は全メンバーの承認を必要とし、約１年かかろう。

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