ニュージーランドに政変

６年続いたニュージーランドの労働党政権、今週の総選挙で敗退。右派の国民党に政権を譲った。新政府は、事業経営者のラクソン氏が首相となる。新政府は、１）中間所得層の減税、２）強力な犯罪撲滅の２点に絞り、勝利した。敗北の労働党は、１）３０歳以下の国民に歯科治療の無料化、２）果物と野菜に消費税無税化、で戦ったが敗れた。勝利の新党、国民党は、４０％の得票、敗北の労働党は２５％だった。これから５３歳のラクソン氏は、連立政府の結成に向かう。特に勝利の鍵は、ニュージーランド社会にはびこりだした”暴力犯罪”の撲滅で”ギャングども”を一切許さないと強気の姿勢が好感された模様。

バイロン

ガザ 飲料水が切れた 死活問題－国連

イスラエルはガザへの飲料水の搬入、輸送を、禁じている。一週間禁止が続き、現地の国連人道部隊は、ガザ人民に渇水死の危機が迫っていると警鐘を叩き続ける。イスラエルは先週水曜日よりガザへの電気を差し止めている。水ポンプが動かない。燃料の搬入も禁止しており、井戸水を煮沸消毒して、飲むこともできない。

バイロン

豪州 アボロジニーに権利を与えず

豪州全６州の国民投票。憲法改正し、現地住民アボロジン―に政治参加の権利を与える、画期的投票。現連邦政府、アルバニーズ首相の思い切った提案,“ザ　ヴォイス”法案は　全６州で６－４で否決された。

バイロン

ソチにドローン攻撃

ロシア最高の観光地、プーテインの保養地もあり、冬季オリンピックの海上ともなった、クリミア半島のソチ。同地方自治政府は昨日、ソチに２機のドローン攻撃が行われたが無事撃退したと発表。ソチ空港は一時閉鎖されたが、混乱は回避され通常操業に戻った、と発表。

バイロン

恥さらし 米下院議長選び

茶番が続く。米連邦下院議会。議長選出がさらに複雑な迷路に入り込んだ。現象を追っても、理解が不可能。トランピズムが襲ってから、二大政党制度のアメリカ政界に、不可逆に分裂の傷が広く深まり、妥協、協調の福音は聞かれない。来年の大統領選挙にむけて、不可解な振動が続く。

暫くは、下院に何が出るか、お化けの出現を待つしかない。混迷の奔流の中、下院共和党コーカスは、”議会のテロリスト”の異名を持つトランプ一派のジョーダン議員を選ぼうとしているが、同党内に多くの反対派がいる。また、バイデン大統領と民主党からは、事態収拾の強力なメッセイジはトンと出てこない。昔の様に南北にわかれ武力衝突が起こりかねない、とのコメントもあながち、笑い飛ばせない。アメリカの良識は何処へ行ったのか。

バイロン

地獄絵図 ガザの悲劇

イスラエル軍の退去命令。１００万人のガザ住民が南に逃げる。地獄絵図が現出。イスラエル軍は地上戦で、ガザをなめるように反乱分子をあぶりだす。すべてのガザ住民を殺害するには、大分時間がかかろう。国連他隣国、友好国が、ガザ住民救済に動き出すが、相手が悪い。ハマスをテロと位置付けるアメリカがイスラエイル国軍の支援に武器、戦力の支援を与え続ける。さて、地上の悪夢、大量人種殺戮が展開するのか。

１６年間パレステイナ住民を”人類以下”サブヒューマン”として、牢獄まがいの封鎖地区に閉じ込めてきたイスラエルは正義なのか。

バイロン