サウジ エジプト救済に資金提供 [アフリカ]
ウクライナ戦争で、急転直下、経済の急収縮に見舞われているエジプト。
先週は、IMFに資金援助要請。
救い主が現れた。
サウジ政府は、昨日、エジプト中央銀行に、50億ドルを振り込んだ。
サウジ政府は友好国エジプトを救う”弛まぬ”努力の一環だと声明。
バイロン
ドイツ オーストリア ガス配給制検討 [経済]
ロシアからの天然ガス輸入に大きく依存するドイツとオーストリア。
ロシアは制裁を強化する両国を”非友好国”とし、輸入決済に既存の契約に合意の米ドル、ユーロ支払いを拒否。
ロシア通貨ルーブルによる支払いを求めている。
一方、EU、米国、G-7のロシア制裁として、ルーブル決済は出来ない。
両国は、4月輸入分については、ドル、ユーロで支払い済みだが。5月分以降、事態は混乱。
両国とも、緊急事態を宣言し、ガスの配給制の検討に入った。
一部産業用の天然ガス使用を制限する。
バイロン
”サプライ ショック” ドイツのインフレ [経済]
3月のドイツ消費者物価速報がでた。
40年来の、前年同月比最高記録 7,3%の上昇。
レガルデ欧州中央銀行総裁は、エネルギー、食糧を主に、欧州に”サプライ ショック”が生じて、ウクライナ戦争が終結しないと事態は更に悪化すると語った。
バイロン
ロシア スパイ 放逐の嵐 [欧州]
昨日、オランダ、ベルギー、アイルランド、チェコの4カ国は、共同して、国内のロシア外交官43名を2週間の内に海外退去を命じた。
国際規律に反したスパイ行動が理由。
先週はポーランドが同国ロシア大使館、公使館勤務の大挙45名をスパイ行動で国外放逐。
今月初め、エストニア、ラトヴィア、リトアニア、ブルガリアは、都合20名のロシア外交官を国外追放。
いずれも信任状を受理された正式外交官ばかり.
チェコから追放の外交官は副大使の大物を含む。
ロシア政府は、各国に正式抗議。関係国のロシア公館勤務の外交官を、同数、国外追放の処置を執る。
バイロン
豪州5月の総選挙 減税、弱者救済の大盤振る舞い [アジア]
5月の総選挙。
豪州自由党の与党連立内閣は、支持率が低下している。
コロナ、防衛、ウクライナ戦争と、対応事象が多すぎた。
南オーストラリア州の選挙では、野党労働党に州議会多数を奪われた。
モリソン首相は、連邦予算構想を披露。
・インフレによる民生圧迫を和らげるため、ガソリン税を減税する。
・貧困層、600万人に、250豪ドルの現金給付。総選挙前に実施。
・一方、道路、鉄道の拡張整備、地方農地改善に大型財政出動。
・サイバー戦争対応に、サイバー部隊の増強を含んで、米原子力潜水艦購入もあり軍事費増加。
・バラマキ予算だとの批判はあるが、上記施策で公的負債の対GDP比は、来年3.4%にしか過ぎず
.”アメリカ、日本”とは比べられない。
バイロン
台湾自衛の決意 [アジア]
ロシアの圧倒的火力に耐えてウクライナのゼレンスキー大統領は、絶え間なく、国際社会に協力を懇請する.
自分は、逃げの隠れもしない、と、常に国民と生死を共にする姿勢を崩さない。
台湾の民意が、彼に影響を受けて、急速に、自前の防衛体制の構築に傾いてきた。
FT紙が報じる最新の世論調査。
先週、65%の国民が台湾の防衛に参加の意向。
2週間前の調査では、戦闘反対が、半数を超していたが、25%に後退。
ゼレンスキーの、プロパガンダ、政治外交の手法を学び、国際社会への呼びかけ準備を即時始めるべきだ.との意見が大多数を占めた。
政府は、全成人男子に課している4ヶ月の軍事教練の期間延長の検討を開始した。
バイロン
フィンランドとNATO [ロシア]
第二次世界大戦勃発の1939年。
冬に旧ソ連の侵入を受け、独り英雄的抵抗を続け独立を守ったフィンランド。
爾来、隣国ロシアとは、微妙な外交バランスを保ってきた。
NATOの共同防衛組織にも参加していない。
しかるに先月のロシアのウクライナ侵攻後、民意は急速に右傾化。
今月の世論調査で62%がNATO参加賛成、16%が反対(昨年3月は53-28)。
僅か1ヶ月の間に、NATO参加が最重要な国家論議となっている。
バイロン
ロシアから撤退 人気ビール [ロシア]
欧州人気のビール ブランド、カールスバーグとハイネケンは昨日、ロシアの操業から撤退すると表明した。
バイロン
破綻に瀕するエジプト経済 [アフリカ]
1ヶ月前に生じたウクライナ戦争。
エジプトは突然、ロシア、ウクライナの観光客を失った。
彼らこそエジプト外貨収入の最大顧客。
突如、戦争前の、95%の客を失った。ゼロに等しい。
また、エジプトはロシア、ウクライナから小麦の最大輸入国。
1ヶ月前から突然、輸入が止まった。
パン、食料品価格が爆発的に暴騰。
外国投資家は、一斉に投資を、引き上げる。エジプト ポンドは、急降下。
先週、エジプトは緊急に、ポンドの切り下げを断行し、IMFへ緊急救助資金の請求。
エジプトは既に、アルゼンチンに次いで、第二のIMF借金国。
6年で3回目の救助要請である。
シシ軍政府には辛い経験が続く。
バイロン
G-7 ルーブル支払い拒否 ロシアのガス輸入 [ロシア]
ロシアは、欧米の制裁に抵抗して、ガスの輸出代金の支払いに、ロシア通貨、ルーブルによる支払いを要求。
昨日、G-7外相会議は、一方的で、契約違反の要求だとして、拒否した。
ロシアのルーブル支払い要求は”友好的で無い”諸国に適応する。
ロシア政府は、ガス輸出は慈善事業で無く、輸入国は正当な対価を支払うべきだとし、数日中に、対抗案を表示する。
バイロン