中間選挙と世界

あと三日で、アメリカの中間選挙。連邦上院議会１００議席の内３５議席、下院４３５議席すべて、３６州の州知事を改選する。表現国家のサンプル、アメリカは報道諸機関すべて、結果予想で百家総鳴の狂騒状態。野党共和党が勝利すれば、前大統領トランプの２０２４年大統領選挙への再出馬が実現するか。国際政局もトランプ混乱の再来となるか。

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北京のシュルツ 貿易で関係改善

アメリカ,EU諸国の驚きを尻目に、北京訪問を強行したドイツ　シュルツ首相。ドイツ主要企業を引き連れて、習近平と会談。事後の記者会見で、シュルツは、ロシアのウクライナ侵攻を支持する中国政府に苦言を呈し、新疆地区のウイグル人に対する人権侵害に反対、台湾に対する威嚇行動の抑制を要求した、と語った。また、中国国営船会社コスコのハンブルグ港管理機構の２５％の購入については、言明を避けた。中国駐在のドイツ国民にドイツ製コロナワクチンの接種を認めさせた、と語った。

この一年、全EUの中国直接投資の４６％をドイツ一国で行っている。前年比、１５％の大幅拡大。前首相メルケル路線を、踏襲し”貿易により関係改善”の方式を進む。

しかし、ドイツ国内でもハンブルグ港の中国買収には、国民の７割が反対、シュルツ内閣閣僚の７名までが反対を宣言している。

帰国した”商売優先”のシュルツには、まず国内政治問題が待ち構える。

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カーソン地区 戦争報道

戦争報道は宣伝合戦。ロシアが併合を宣言したウクライナ南部、カーソン地区。ウクライナ軍は、失地挽回に奏功し、同地区の開放も近い、と報じる。ロシアは全面反撃の前に、同地区の市民をウクライナのテロリストから救うため同地区よりの退避を手配中と報道。ウクライナはドニエプル河西岸のロシア軍橋頭保から、ロシア軍は東方に渡河撤退中と報道。ロシアは、東岸に勢力を蓄積してウクライナのテロ攻撃に反撃の準備中と報道。

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ウクライナ スターリンク不通

ツイッター買収で世の中を騒がせているマスク。彼のスペイスＸが操業する低層衛星利用のインターネット　サーヴィス”スターリンク”。携帯電話、通常のインターネット　ネットワークが使用不能となっているウクライナでは、命綱の唯一の交信設備。今週、サーヴィスが突然中断された。衛星からのシグナルを受信する受信装置は小型で移動可能。主に英国の企業が製造しウクライナ政府に販売している。戦闘にも一般市民生活にも欠かせぬ通信手段で、受信装置は数万個必要。スペイスXはウクライナ政府に別途、一基当たり数百ドルの課金を行ってきたが、巨額に達し遂にウクライナ政府に支払い不可能の事態発生。設備を失うとウクライナは戦闘継続は不可能となり民生も情報の暗闇に蹴落とされる。米政府は、英国政府他関連欧州政府を招聘し、緊急対策を協議開始。関係費用の捻出を協議。

ドイツの一部には、マスクは通信事業に経験なく、ツイッターの買収は”猿に腕時計”を与えるようなものだとマスク非難が聞かれる。

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