欧州金融引き締めと国債、株価 [経済]
欧州中央銀の利上げ、債券買い上げの停止等、金融引き締めへの変身発表で、昨日の欧州金融市場は大混乱。
公的外国負債額の多い、イタリア、ギリシャの国債は猛烈な売り浴び。
スペイン、ポルトガル国債も売られた。
また、混乱は株式市場にも及び、銀行株が売られている。
イタリアの主要株価指数は5%の下落、ユニクレジット銀行株価は9%の暴落。
ユーロは対ドル0.9%の下落で、3週間下落が止まらない。
バイロン
欧州中央銀行利上げに 日本とスイス置き去り [経済]
欧州中央銀行総裁リガルデ女史は、5月のEUインフレ率が、前年同月比8.1%と政策目標値、2%の4倍を超して、遂に利上げを決定。
7月に、0.25%、9月に0.5%の利上げを示唆した。
これで、欧州中央銀行も、アメリカ連銀、英国中央銀行の、インフレ対策の利上げに同調する。
これで、主要国では、日本とスイス中央銀行が、仲間外れ。
バイロン
欧州新エネ発電優等生 [欧州]
ポルトガル政府の発表によると、本年1月から5月までの同国総発電量の59.4%が再生エネルギーにより賄われた。
全EUメンバー国で、ノルウェー(99.6%)、デンマーク(76.1%)、オーストリア(73.2%)に次ぐ4位の地位を守った。
5月は、降水量が少なく、水力発電が減り、また風量が弱く、風力発電が不調だったが、何とか健闘したとする。
また政府は、水力、風力、太陽光等の再生エネルギーがゼロの場合、代替エネルギーを天然ガスと想定し、その発電コストと、現状を比較し国家財政のプラス度を試算、発表している。
バイロン
お寒いオペック プラスの生産余力 [経済]
S&Pプラットの調べで、オペックの4月、5月の原油生産は。協定枠を大きく下回っている。下落は、270万BDにもおよぶが、生産未達はナイジェリア、アンゴラ、赤道ギニア、コンゴで顕著で、ナイジェリアは記録的下落。各国とも生産の余力を失っている。オペック プラスではロシアが微量の生産増加だが、枠を下回っている。先の8,9月の65万BDの増産合意も、精々、16万程度にしかならない(JP モルガン予想)。生産余力を持つサウジ、クウェイト、UAEは自国需要の伸びに備え、増産協力に消極的。
中国経済回復、航空旅行客のコロナ開放、と需要サイドは活況に向かう。しばらく、高原油価格状況は続きそう。
バイロン
コロナ風邪 米国入国自由に [アメリカ州]
アメリカ バイデン政府は現地時間明日日曜日零時を期して、アメリカ入国者のコロナ風邪陰性証明の提示を不要とする。
連邦疾病管理予防局(CDC)は解禁理由として;
・効果的な上質のワクチンの出現。
・感染者の対症療法が向上した。
・ワクチンの集積が進んでいる。
・感染者の回復による”大衆自然免疫”の効果がみられる。
を挙げて、入国規制解禁は明日の日曜から、90日間とし、見直しを行い必要なら、規制を復活すると発表。
バイロン
失地回復(レヴァンキズム)ピョートル大帝とプーテイン [ロシア]
ロシア、プーテインは自身を17世紀のピョートル大帝に擬した。
大帝の領地を回復する。
時代錯誤を嘲笑してはいけない。国家権力を一手にして、目的実行に動き出している。中世の欧州、跋扈する領主が、領地拡張の絶え間ない戦争。世界の民主主義勢力は、団結し異常な歴史観を排除しなくてばならない。
バイロン