インドに暴動 新徴兵制

先週、インドの国防長官の発した新徴兵制度はインド国軍の若返りを狙う。新制度は：

・年間４６，０００名の新兵を召集する。

　年齢は１７歳６か月から２１歳まで。

・新兵は、４年間兵務に就き、内２５％は幹部候補生として選抜され

　１５年間、服務する。

・７５％は、退職金を支払われ除隊する。

これに対し、インド全土に若者の反対暴動が沸き起こった。

首都、デリーをはじめ鉄道、政府機関が狙われて保安警察が全土に３万人急遽派遣されている。

反対は若者が４年服務した後、生活保障なく除隊されること。

その間、若者は学校教育の機会を失い、就職の機会を逸する。

若者の”ホームレス製造計画”だと反対運動は激しい。

バイロン

欧州の熱波

北アフリカからの猛烈に高温の季節風が今年は例年より早く、欧州を襲っている。

イタリア、スペイン、フランス各地で、４０度を超す猛暑を記録している。

フランスのボルドー地方では、先週末より、戸外のコンサート、集会を禁じ、熱射病を避け日中は外出禁止。

本日のパリの気温は３９度の予想。

冷房用電気需要が跳ね上がり、フランスは国境を越えて、電気の買い付けに走る。

スペインでは、５月の気温が史上最高となった。

今週、場所により４３度に達すると気象庁の”健康警告”が出た。

イタリアでは高温による火災の頻発に加え、渇水が大問題。

国内最大の河川、ポー河は干上がり、人は徒歩で河を渡れ、難破船が姿を現している。

バイロン

ウクライナ モルドヴァ EU参加候補国へ

昨日　EU委員会は、ウクライナ、モルドヴァの２国に,EU参加候補資格を授与する決定を行い、来週のEU理事会に提案する。

候補国は,EUの理念、国家経営方式、等に合致する改革を行う責任を負う。審査に数年はかかりそうだが、候補国となれば,EUからの資金援助、情報の提供が可能となる。ただし、ロシア侵攻に対する軍事的協力に関しては、候補国とて、特別の扱いは受けない。

バイロン

仲間外れ 日本金融緩和継続

世界のメデイアが仰天している。

日銀は、世界主要国の中央銀行の政策方向から独り外れて超金利緩和策を継続する。

マイナス金利、債券の買い上げ、が続く。

米英、欧州主要国が、インフレ対策に一致して利上げしている。

日本と並んで緩和策を維持してきたスイス中央銀行も。世界大勢に準じて利上げに走った。

日本円は、一挙に25年ぶりの円安、対ドル、１４０円に向け下落。

各国メデイアは、日本のインフレが過酷で長期化するとそろって予想している。

トルコと日本、成長しない幼児的”異常国家”のブランドが打たれる。

”失われた１０年”に”失われた２５年”の苦悩を背負いこんだ。

バイロン